パラリンピック銀メダリスト 河本圭亮(かわもとけいすけ)選手×緑区長 新庄 徹
新庄「東京2020パラリンピックで銀メダル獲得おめでとうございます。私もテレビでドキドキしながら観戦していました。銀メダルを獲得されたボッチャの魅力は何ですか。」
河本「最後の最後まで勝敗が分からないところです。最後の一球で逆転することもできるわくわく感やドキドキ感が魅力です。」
新庄「ボッチャで特に大事にしていることや難しいことはありますか。」
河本「緊張する場面だと焦ってしまいますが、日頃からやっている練習をいつも通り出すことを大事にしています。私のクラスでは、ボールそれぞれによって、まっすぐ行く場所が違ったり距離感が違うので、そこが面白いところではあるのですが難しいところです。」
新庄「作戦はどのように立てていますか。」
河本「床の状況によってボールが影響されることを踏まえて戦略を考えています。一球でもミスした方が負けてしまうというとても緊張感のある場面の中で、深呼吸をして気持ちを落ち着かせて考えています。戦略は二手三手先まで考えて、相手の出方によってまた考え直しています。」
新庄「銀メダルを獲得してしばらく経ちますが今の心境はいかがですか。」
河本「日を追うごとに銀メダルを取れた重みを感じています。緑区にとどまらず全国の皆さまに応援をいただいて取れた銀メダルなので、感謝の気持ちでいっぱいです。ただ、もう一個上のメダルもあと少しだったので、悔しい気持ちもあります。この悔しさをバネに次回のパリパラリンピックに向けて頑張っていきます。」
新庄「初めて出場するパラリンピックが日本開催でしたがどうでしたか。」
河本「無観客ではありましたが、海外で開催するパラリンピックのときよりも注目していただき、中継などでボッチャを見てもらえるきっかけになったと思います。」
新庄「開催が1年遅れてしまいましたが、調整は難しかったですか。」
河本「メダルを取りたいという目標は1年遅れても変わらないので、それに向かってやっていこうという前向きな気持ちでした。延期された分、時間ができたので、自分のプレースタイルや体の状態、食事の栄養面を見直すこともでき、自分にとっては有意義な時間となり、結果につながったと思います。」
新庄「緑区の印象を教えてください。」
河本「普段練習しているときに声をかけてくださる方がいらっしゃるなど、緑区には温かい人が多く、とても住みやすいところだと思っています。」
新庄「緑区民の皆さまにメッセージをお願いします。」
河本「普段から応援をしていただきありがとうございます。皆さまの応援が力になりました。今回のパラリンピックで恩返しが少しでもできていたら嬉しいですし、これからもボッチャのアスリートとして良いプレーを目指していくので見守ってほしいです。」
(敬称略)
ボッチャとは?
ヨーロッパで生まれ、重度脳性まひ者もしくは同程度の四肢重度機能障害者のために考案されたスポーツ。ジャックボール(目標球・白いボール)に赤・青のそれぞれ6球ずつのボールを投げたり、転がしたり、他のボールに当てたりして、いかに近づけるかを競います。
ボッチャは老若男女、障害のあるなしに関わらず、すべての人が一緒に競い合えるスポーツとなっており、一般参加の大会・イベントも開催されています。
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