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【市長】平成20年1月30日定例記者会見の内容

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なし 【市長】平成20年1月30日定例記者会見の内容

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前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿なし | 投稿日時 2008/2/1 12:13
narupara  管理人   投稿数: 7555
平成20年1月30日10時30分から(第一会議室)


皆さん、おはようございます。

本日は、私の日程の都合で、定例会見の日程の変更をさせていただきました。ご了解をいただきたいと思います。

それでは、本日は2点、報告させていただきます。

1点目は、再生紙の偽装問題に関する調査状況と今後の対応についてです。

偽装が相次いで発覚したことを受け、本市が使用している再生紙について、古紙パルプ配合率の調査を始めました。コピー用紙など各局が共通して購入している物品、紙の使用量が多い印刷物など、主だったものを対象に調査し、おおよその状況が判明してきました。

コピー用紙の古紙パルプ配合率は、表示のとおりの100%ではなく、59%であることが判明しました。また、今年度に入って契約した、作成部数1万部以上の印刷物のうち、約6割に偽装が見つかりました。

古紙パルプ配合率の偽装は、グリーン購入の取り組みの根幹を揺るがす、許されない行為だと思っています。また、市民の皆さんに地道に取り組んでいただいている、古紙リサイクルに水を差すことにならないかと懸念しています。

エコライフ宣言の取り組みの中で、子どもたちにもエコマークなどのついた環境にやさしい商品を選ぼう、と呼びかけてきました。こういった偽装が、子どもたちの心をも裏切るということになるとすれば、誠に遺憾なことで、私は憤りを覚えます。

現実に今、子どもたちの使っているノート類が、古紙の配合率が何%になっているかということについての業者への確認は、子どもたちが自分で買ってきているものですから、どういうようなメーカーのものを使っているのかという調査は、具体的にまだ進んでいません。進んだ中で、子どもたちが使っているノートの中にどのくらいの偽装があるかということも、今後、業者から聞き取るといったことが必要になろうかと思っています。

しかし、現実問題として、偽装された再生紙を回収、廃棄したり、リサイクルにまわしたりといったことは、より環境負荷を増大させてしまうことにつながります。

こういったことを踏まえ、本市では、当面、グリーン購入ガイドラインを凍結することとしました。資源の有効利用、ごみ減量、そしてCO2削減の観点から、すでに購入済みの紙類については、表示上の偽装があるなしにかかわらず、廃棄せずに使用します。また、古紙パルプ配合率の表示に関しては、名刺や名札、今後調達するものなどについては、誤解のないように表示を修正します。名刺等すでにあるものについては、お出しする折、お断りしてお渡しするということになります。

さらに、グリーン購入の精神に則った取り組みを継続していくため、ガイドラインに定められていた基準には及ばなくても、可能な限り、古紙を使用した製品を使用するようにしていきたいと考えています。また今後、国の調査結果などを踏まえて、古紙の使用の基準について検討していくことが必要だと思っています。

全体に紙の需要とそれをまかないきれない古紙配合率の再生紙の問題、私としては非常に納得がいかないのですが、当面、こうせざるを得ないと思っています。

2点目は、私の海外出張についてです。

来週、2月5日(火曜日)から9日(土曜日)の5日間、オーストリア共和国ウィーン市へ出張します。

今回の出張では、名古屋市博物館の姉妹館であるウィーン博物館において開催される展覧会「名古屋日本における大都市の成立と発展」の開会式に出席してきます。

この展覧会は、平成16年5月、私がウィーンを訪問した際の会談において合意に至り、以降、協議を進めてきたものです。

これまで、平成9年に名古屋で、11年にはウィーンで、そして15年には再び名古屋でと、交互に両博物館の交流展を開催してきました。今回が4回目で、ちょうど2往復したことになります。

今回の展覧会では、およそ400年前、1610年の名古屋開府から、近代都市としての発展を遂げるまでの歩みを「まちづくり、産業、市民のくらし」をキーワードに、400点以上の資料により紹介します。また、環境首都をめざす取り組みなど、現在の名古屋の姿も知っていただこうと企画しています。

このほか、ウィーン市役所にも表敬訪問し、市長さんにお会いするなど、両市の交流を深めてきたいと思っています。極めてタイトなスケジュールですが、できるだけ効果をあげてまいりたいと思っています。

私からは以上です。

詳しくは...
名古屋市:平成20年1月30日定例記者会見の内容(テキスト)(市長の部屋)
http://www.city.nagoya.jp/mayor/kaiken/kaiken_h19_text/nagoya00049904.html
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