中日新聞に記事が掲載されていました。
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以下本文
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名古屋市緑区の東陵中学校で、生徒会が呼び掛け、全校生徒が力を合わせて製作した有松絞の大垂れ幕が完成した。生徒らは喜びをかみしめている。
垂れ幕は横約5メートル30センチ、縦30センチの大物だ。絞りで書かれた文字は「はばたけ、とうりょう、みらいへと」。全校生徒から寄せられた案によりに決まった。
生徒会は「地域と交流を深め、地域に誇れる学校にしたい」と昨年6月ごろから企画をスタート。夏休みを利用して、有松・鳴海絞会館をはじめ、絞りの職人らに取材を重ねた。作製したビデオを全校集会で紹介し、クラスの有志に絞りの技を伝授した。
実際の作業は12月中旬から。14文字を各クラス1枚ずつ担当し、1文字を4つ切りにしてクラス内で回した。絞りの技法は、円形に縫った布の中央を引っ張り、糸を巻き付ける「巻き上げ絞り」の方法を使った。絞り終えた布は区内の染色業者に染めてもらい、生徒会室で縫いつないで、今月初旬、1枚の幕が完成した。
垂れ幕の製作は3年生中心の前期生徒会が発案。それを受け継いだ1、2年生中心の後期生徒会が実現した。後期生徒会長の2年梅原友祐さんは「先輩たちが温めてきた計画を形にするため頑張った。完成してすごく達成感があった」と満足げに話した。
垂れ幕は3月の「卒業生を送る会」で初披露される予定。
中日新聞:有松絞の大垂れ幕完成 東陵中の全校生徒で製作:愛知(CHUNICHI Web)
http://www.chunichi.co.jp/article/aichi/20080221/CK2008022102089148.html