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【市長】平成20年2月18日定例記者会見の内容

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なし 【市長】平成20年2月18日定例記者会見の内容

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前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿なし | 投稿日時 2008/2/23 11:51
narupara  管理人   投稿数: 7555
平成20年2月18日午後2時00分から(第一会議室)


皆さん、こんにちは。議運がありました関係上、2時からにさせていただきました。

本日は2点、報告させていただきます。

1点目は、生物多様性エコソングについてです。

COP10の誘致を進める上で、生物多様性とは何かということを、市民の皆さんにわかりやすく伝えていくにはどうしたらよいか、このところ私はいつも考えています。

そんな中、市民の有志の皆様が、生物多様性エコソングの作品集を作成・寄贈してくださいました。

これは、日頃から環境教育に熱心に取り組まれている学校の先生や幼稚園、保育園の皆さんで作詞・作曲から収録までを行った内容を、名古屋西ロータリークラブがCD化してくださったものです。ジャケットは「なごやユニバーサルエコユニット」の大学生がデザインしてくれたと聞いています。

お手元にお配りしているCDがその現物です。全部で19曲ありますが、本日はその中から2曲だけ、冒頭部分を聞いていただこうと思っています。

(音楽「WeLove地球」)

自然のすべてのものに命があり、みんなつながっている、大事に守っていこうといった、子どもたちにもわかりやすいメッセージになっていると思います。可愛らしい踊りも創作してくださったと聞いています。

もう1曲、「COP10を名古屋でやろみゃあか!音頭」ができました。もう1曲聞いてください。

(音楽「COP10を名古屋でやろみゃあか!音頭」)

お聞きのような大変親しみやすい曲です。地域でのお祭りの時などにぴったりなのではないかと思っています。

今後、幼稚園・保育園・学校や地域で活用していただき、楽しみながら生物多様性について考え、COP10を盛り上げる輪を広げていっていただければと考えています。

CDが皆様方のお手元にいっていると思いますので、そのジャケットをご覧いただきたいのですが、絶滅していく生物をドミノに喩え、ある種が絶滅するとそれに関わっている命がドミノ倒しに倒れていくといったことを表現していると思います。

種の絶滅というドミノ倒しを食い止めて、里山など失われた自然の再生に取り組んでいこうというメッセージが、未来を担う子どもたちに伝わればと思っています。

ここに、(ドミノを手にして)これを作っていただきました。大学生版エコライフチャレンジシートをつくってくださった方と同じ方が作ってくださいました。1枚書くのに1時間かかるそうです。これを何十枚も並べてドミノにするということですが、この魚が無くなるとどうしてこれが(次のドミノを指して)困るかという理屈を言い出すと困りますが、一つの種が無くなるということはその他の種に全部影響するということをドミノで実感させようということらしいです。

(ドミノを倒す)私もやってみましたが、並べるのにはとても時間がかかります。倒れるのは本当に早いです。種の絶滅のスピードみたいなもの、保存するのは大変だけれども、壊れるのは脆いということの非常に分かりやすい説明の仕方だなと思っています。どういう格好でできていくのかこれから難しいところですが、私たちが子どもの頃にこういう積み木のようなものはありました。それで倒すということをやっていましたが、こういう生物多様性カルタみたいなものができていく中で、みんなが考えていくきっかけにしていただければありがたいと思っています。

2点目は、「名古屋城検定」の実施についてです。

名古屋城と本丸御殿についての知識を深めていただき、より愛着を持ってもらえるよう、本年5月10日、御(5)殿(10)の日に「名古屋城検定」を実施する予定です。このたび、そのテキストが完成し、明後日20日(水曜日)から発売いたします。

テキストをお手元にお配りしてありますのでご覧ください。トピックごとに見開き2ページで完結するようにまとめるという構成をとっております。見やすく、わかりやすく名古屋城の情報をまとめています。写真やイラストをふんだんに活用し、親しみやすいテキストとなるよう工夫しています。

来月19日(水曜日)には、名古屋能楽堂において、このテキストを活用した公開講座を開催します。

テキストには検定の実施要項・受験申込書がついています。合格者には「認定証」を交付するとともに記念品をお渡しします。全問正解者及び高得点者には8月8日(まるはちの日)に表彰を行いたいと思っています。

今回は初級のみの検定ですが、将来は中級、上級検定も実施したいと考えています。また合格者の中から、名古屋城や本丸御殿のガイドボランティアとして実際に活動していただいたり、本丸御殿を活用した文化事業などを企画・運営する自主グループを作っていただけるというふうにできればいいと思っています。

名古屋城のことを深く知る機会がなかった方に、ぜひとも読んでいただければと思います。例えば、私も昨日一晩で読みましたが、義直が生まれたのが大阪城の西の丸だということを知り、びっくりしました。徳川義直は、1600年、関が原の合戦の直後に生まれています。関が原の合戦が9月だったと思います。11月に大阪城の西の丸で生まれています。そういったことを調べてみると、当時の歴史、豊臣と徳川の関係等、色々想像できて面白いなと思いました。

皆様もご承知かどうか知りませんが、名古屋城の正門を入ったところをしばらく行って左手に大きな榧(かや)の木があります。これは天然記念物です。この榧(かや)の木が名古屋城のことについて語るという体裁をとっています。この榧(かや)の木は、六百年くらい経つ大変大きな木です。戦争で焼けましたけれども命をまだ保っているという大変貴重な生き証人のような木ですが、その木が語るという体裁です。この手のものとしては、非常に分かりやすい、くだけた文章になっていると思います。

報告は以上ですが、あと少しお話しさせていただきます。

5(火曜日)から9日(土曜日)までの間、ウィーン博物館における展覧会「名古屋-日本における大都市の成立と発展」開会式への出席などのため、オーストリア共和国ウィーン市へ出張してきました。

ウィーン市ではまず、林副議長を始めとする市会議員団とともに、ミヒャエル・ホイプル市長とお会いしました。今回の展覧会開催に対するご協力への感謝を伝えるとともに、COP10の名古屋誘致について協力をお願いしました。と申しますのは、ホイプル市長は、欧州地方自治体協議会の会長を務めておられる、ヨーロッパでは大変実力のある、影響力のある方で、その方に協力をお願いしてまいりました。

ホイプル市長からは、1873年、名古屋のシャチがウィーンの万博に行ったという経過もあり、両市の交流をさらに深めましょうということを言っていただきました。同時に、COP10開催の折には是非名古屋を訪問するということを言っていただきました。

名古屋展の開会式には、ウィーン駐在の日本大使を始め600人ほどの出席がありました。大変盛会のうちに行うことができました。

名古屋開府から現代までの約400年にわたる都市の歴史を紹介するという展覧会がヨーロッパで開かれるというのは、おそらく初めてだということで、(パンフレットを手にして)「NAGOYA」というこのパンフがあちこちに置いてありますし、電車の駅に大きな看板として出されていました。

今回、私がまいりまして、私は名古屋の市長であると申し上げたら、「長野」と間違えるということはありませんでした。前回まで訪問した折には、「名古屋の市長だ」と言うと、「なごや」と途中まで聞いて「おお、ながの」と、だいたい答えられましたが、今回は「名古屋」ということは分かっていただけたと思っています。

明治6(1873年)のウィーン万博の経過といったものを今回の展覧会で少しは記憶を新たにしていただけたと思っています。

展覧会では、環境首都をめざす取り組みなど、現在の名古屋の姿も知っていただこうということで、色々な展示を行っています。3ヶ月ほどの会期ですが、代表的な美術品で名古屋を紹介するという形ではない地味な展覧会がどういうように現地で受け入れられるかということについて、私は興味を持っています。

私からは以上です。

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