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【市長】平成20年4月7日定例記者会見の内容

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なし 【市長】平成20年4月7日定例記者会見の内容

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前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿なし | 投稿日時 2008/4/15 17:14
narupara  管理人   投稿数: 7555
平成20年4月7日10時30分から(第一会議室)


本日は、平成20年度最初の定例記者会見となりますので、冒頭、新年度にあたっての抱負を、少し述べさせていただきます。

昨年度は、不適正な保管金の問題で、本市の信頼が大きく損なわれました。今年度は、信頼回復を具体的な形で示す1年にしたいと、このように決意をしております。どうぞよろしくお願いいたします。

4月1日付で、新たに832名の方を職員として迎えました。その一方で、大量退職により、多くの経験が失われました。新しい年度が始まりまして、新たな事業のスタート、制度変更があります。現場は待ったなしで動いていますから、新人職員の皆さんには1日も早く戦力となっていただきたい、このように思っております。

また、平成20年度は、2010年、開府400年という大きな節目に向けた「ホップ」の年、3段跳びに例えて言いますと、ホップ、ステップ、ジャンプ、そのホップの年になると、こう考えております。2010年に大きく飛躍するための確実な一歩を踏み出す年、そういう意味でもとても重要な1年になると考えております。

あわせて、名古屋新世紀計画2010の総仕上げの実施計画「第3次実施計画」の2年目、実質的な仕事を進めていくための重要な予算を構えて望む年でございます。4大プロジェクトのうち、「名古屋城本丸御殿の復元」、「東山動植物園の再生」、「クオリティライフ21城北」の3つまでが、いよいよ着工をいたします。そして、COP10の開催も5月に正式決定を控えております。

市政記者クラブの皆様方には、平成20年度、何かとお世話になりますが、どうぞよろしくお願いをいたします。

報告に入ります前に、もう1点、お話しをさせていただきます。

今月の1日から、道路特定財源の暫定税率が失効いたしております。

私はかねてから、新たな財源措置がされることなく、暫定税率がなくなるような事態に陥れば、行財政運営、ひいては市民生活に多大な影響が及ぶことから、この問題を大変気にかけておりました。国に対しましても、指定都市共同で、関連する法案を昨年度中に確実に成立させることを求めてまいりました。

しかし、こうした我々の意見は聞き入れられず、暫定税率は失効をいたしました。本市におきましても歳出予算の留保や当面の入札の中止・延期といった措置をとらざるをえない状況になっております。

とりわけ、この事態が、国会での審議が行われず時間切れとなってしまったことについて、誠に遺憾に思っております。

この状態が続けば、新たな道路整備はもとより、既存の道路の維持管理も十分にできず、安全・安心な市民生活の確保が脅かされるとともに、都市の活力を大きく低下させることになりかねません。

そこで、私が会長を務めます指定都市市長会からも、道路特定財源関連法案成立に関する緊急意見というものを出しました。要点は3つでございます。

1つは、市民生活への影響を最小限に留めるためにも、国会において真摯な議論を行い、一刻も早く結論を出すことに全力を尽くすこと。

2点目は、今回の事態により生じた地方の歳入への影響に対しては、地方に負担をかけることなく、国の責任において必要な措置を確実に講じること。

3点目に、今後も、地方道路の整備や維持管理などに必要な財源を確保すること。

以上の3点でございます。本日、国に対して緊急要望をいたします。内閣、国会、そしてそれぞれの政党にもお願いをする。こういうことでございます。

それでは、本日は2点、報告をさせていただきます。

1点目は、平成19年度のごみ量についてであります。

平成19年度のごみ量の速報値が、700,160トンとなりました。70万トンの大台を切るといったことが、当面の私にとって、とても大きな関心事でございました。気に掛けておりましたけれども結果的には、わずかに及びませんでした。

ピークでありました平成10年度の、ごみ非常事態宣言当時のごみ量が102万トンでございましたから、31.5%、32万トンを超える大幅な減量を達成したことになります。昨年度に比べましても、約2万3千トン、3.2%の減少でございます。

昨年の6月、「ごみ減量行動計画」といたしまして、市民・事業者の皆様に協力を呼びかけました。雑がみ類の古紙回収や生ごみの水切りなどに取り組んでいただいた結果、昨年の8月以降は8ヶ月連続で、月間のごみ量が前年度を下回りました。

平成20年度は、ごみ非常事態宣言から10年となりますが、その節目の年を控えまして、このような結果が出せたことを大変うれしく思っております。

今年度、策定いたします「第4次一般廃棄物処理基本計画」では、これまでの「ごみか、資源か」という分別・リサイクルの徹底を中心とした取り組みから、循環型社会の実現に向けた第2ステップといたしまして、「ごみも資源も、元から減らす」発生抑制に挑戦をしてまいりたい。このように思います。

その第一弾として、現在「レジ袋の有料化」を展開をいたしております。大都市では例のない全地域での有料化で大きな成果を緑区で挙げました。他の容器包装にも、協働による発生抑制の取り組みを広げてまいりたい、このように考えております。

また、名古屋に根付いた分別文化をさらに発展をさせるため、この秋から、地域での説明会の開催、エコの達人心得帳の全戸配布、事業所への立ち入り指導強化などの取り組みも予定をいたしております。市民・事業者の皆様と築き上げてまいりました協働をさらに発展をさせ、もう一段のごみ減量を成し遂げてまいりたいと思っております。リサイクルからリデュースへの方向へ向かいたい。こう思っております。

2点目は、八熊線の全線開通についてでございます。

中川区内におきまして一部未開通となっておりました、新川に架かる榎光橋(えのみつばし)と国道302号線の間、約800mの区間の整備がこのたび完了し、4月20日、日曜日の午後3時に、全線開通します。

今回の整備によりまして、都心部の金山と弥富・蟹江方面がスムーズにつながり、本市の道路ネットワークの充実が図られます。また、周辺道路で発生していた渋滞の緩和も期待をされます。

これまで迂回路となっておりました弥富名古屋線は、片側1車線ずつの道路で、朝のラッシュ時には、市中心部へ向かう渋滞が約1キロメートルにわたって発生をしております。

自動車交通が新たに開通する八熊線に分散をすれば、弥富名古屋線の将来の交通量は1日約8,000台まで減少し、国道302号から庄内川の新前田橋までの走行時間が、最大で約10分、短縮されるものと見込んでおります。

地元の方々も、今回の開通を心待ちにしておられます。当日、開通前に記念のイベントが企画をされております。大変うれしく思っています。

区画整理事業の中で道路用地の確保を考えておりましたが、区画整理が結果的にうまくいかなくて解散という事態がありました。そのため市が用地買収をしてこの道路を開通させたわけであります。わずか800mでございますが、これを開通したことによりまして、非常に使い勝手のいいネットワークができるものと考えております。

報告は以上ですが、あと少し話をさせていただきます。

東山動植物園の平成19年度の入場者数は、231万9,341人でございました。前年比で14.8%と大きな伸びが実現できました。

昨年は、ご承知のように開園70周年記念事業を開催したことに加え、ニシローランドゴリラ「シャバーニ」やアジアゾウといった新たな動物も来園するなど、様々な話題を提供できたことが、たくさんのお客様にお越しいただけた理由だと考えております。

東山動植物園では、現在、春まつりも開催をされております。また、今年度には、東山再生の第一歩として、チンパンジー舎の改修が始まります。今年の秋には、新しいチンパンジー舎をご覧いただける、そのように予定いたしております。

ますます魅力の高まる東山動植物園に、ぜひ足をお運びいただきたい。このように考えております。

私も、この子どもたちの春休み期間中、東山公園周辺を何度か見にまいりまして、あのあたりの道路の混雑の状況、あるいは地域の状況等見させていただきましたけれども、きちんと整備をしていくことが本当に大事だなと改めて思った次第でございます。

名古屋市:平成20年4月7日 市長定例記者会見(市長の部屋)
http://www.city.nagoya.jp/mayor/kaiken/h20/nagoya00053502.html
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