読売新聞新聞(2008/6/17)に記事が掲載されていました。
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以下本文
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江戸時代初期のものとみられる「水琴窟(すいきんくつ)」が、名古屋市緑区有松町の「竹田家」で復元され、「初音式」が16日開かれた。
竹田家は、400年前に有松町を開いた竹田庄九郎の末裔(まつえい)で、8代目にあたる竹田嘉兵衛さん(67)が所有する。建物は、1995年に市文化財に指定された。
水琴窟は、同家の奥庭に設けられた茶室の入り口にあり、47年に一度手入れをしたまま放置されていた。竹田さんは、名古屋城の水琴窟を修復したこともある鈴木重治さん(81)(同市緑区鹿山)に依頼し、5月に修復が始まった。土の中からは「うちは」と言われる深さ、直径55センチのかめが現れたが、鈴木さんによると、岐阜県可児市にある江戸初期のかめと作り方もまったく同じで、保存状態も良かった。
初音式には、絞りの着物姿の女性ら約30人が招かれ、二胡奏者の石田音人さん(同市西区中小田井)が奏でる「荒城の月」や「さくら」などの曲の合間に、新たな澄んだ音色によみがえった水琴窟を楽しんだ。
水琴窟復元で初音式 : 愛知 : 地域 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/aichi/news/20080617-OYT8T00006.htm