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平成21年1月5日 市長年頭記者会見

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なし 平成21年1月5日 市長年頭記者会見

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前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿なし | 投稿日時 2009/1/8 13:24
narupara  管理人   投稿数: 7555
平成21年1月5日 市長年頭記者会見


皆さま、新年あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いします。

今年の正月は、いずれも寒い日が続きましたが、天気には、概ね恵まれました。12月まで暖かな日が目立ちましたので、正月らしい、きりっとした身も心も引き締まる3日間だったと思っています。

開府400年、そしてCOP10が開催される2010年が、いよいよあと1年に迫りました。

開府400年の2010年1月1日まで、あと361日です。名古屋の大きな節目の年となります。この節目を迎えるということは、次の節目に向けての展望を描くということでもあります。世の中が大変なスピードで変化をしています。それは、加速度的に速くなっていると感じを受けます。だからこそ、50年、100年先を見越した一手を今、打つことが大事になると思っています。

言葉で言うのはたやすいことですが、実際には難しい仕事だと思っています。ただ、私はまちづくりに王道はないと思っています。現場目線で事実を徹底的に見て、客観的なデータに基づき、想像力を働かせることが大事、そんなことを改めて思った、この正月でした。

私自身、この正月は「将軍の座」という御三家と将軍家を描いた林 董一先生の著作を読み、名古屋の置かれた立場が尾張藩と重なって、大変興味深く読ませていただきました。

皆様にも、今年、市政のあらゆる場面で大変お世話になると思います。昨年同様、よろしくお願い申し上げます。

それでは、本日は3点、報告をさせていただきます。

まず1点目は、昨年、東山動植物園再生の第一段として、チンパンジー舎の改修を行ったところですが、これに引き続き、今年の春には植物園に「桜の回廊」が完成します。

これは、現在「桜の園」がある区域に整備するもので、100種類650本の桜を植栽します。これにより、既存の桜を含め、日本全国、北から南までの代表的な桜100種類、1,000本が集まります。桜が見頃を迎える時期には、「桜のトンネル」をくぐり抜けながら、散策を楽しんでいただけます。

桜は、私たちにとって大変、馴染み深い花ですが、古来よりわが国に自生する野生種から、古今にわたって改良されてきた園芸品種まで、実に多種多様な種類の桜があります。これらを集めて展示をするということで、これは、種の多様性に触れ、学んでいただくための貴重なコレクションになるのではないかと考えています。

開花の時期も多様ですから、概ね3月上旬からゴールデンウィークの頃まで、次々と咲く花を楽しむことができると思います。

この「桜の回廊」を市民の皆様とともにつくり上げていきたいと思い、2月末に近隣の小学校の子どもたちによる植樹を行うとともに、3月20日から予定している「東山公園春まつり」の初日には、「市民植樹」を行うこととしました。

今月13日(火)から、3月の市民植樹にご参加いただける方、100名の募集を開始します。

さらに植物園では、春まつりの期間中に、「地域の自然学習林」や「東海モデル林」といった、身近に自然体験を楽しんでいただけるエリアも完成します。詳細が決まりましたら、改めてご案内します。

2点目は、世代を超えたメッセージにより、新しく完成したエコソングについてです。

すでにご案内をしております、今月22日の「なごやかトーク」は、生物多様性と地球温暖化をテーマとしたトークセッションとして、開催を予定しています。

その準備にあたり、「未来へ残したいもの」と「100年後はどんな世界にしたいか」の2つについて、幼稚園児から社会人まで、さまざまな世代から2,248ものメッセージが集まりました。

これらのメッセージに共通するキーワードを紡いで、新たなエコソングが出来上がりました。タイトルは「手と手をつないでから未来へのおくりものから」です。流しますので、お聞きください。

(エコソングの一部を再生)

制作に当たったのは、以前、皆さんにもご紹介した「大学生版エコライフチャレンジシート」や「生物多様性ドミノ」をつくってくれた大学生のグループ「なごやユニバーサル・エコ・ユニット」の学生さんたちです。

このエコソングは、子どもたちの小さな手の中にある「希望」を繋げ、「未来」に向けて発信していく象徴として「なごやかトーク」の会場で合唱します。

「なごやかトーク」では、このほかにも、子どもたちが幼稚園や学校の生活の中で、日頃から取り組んでいる「環境にやさしい活動」の発表をしたり、大学生と若手社会人によるトークセッションを行ったりといったプログラムを予定していますので、ぜひ多くの市民の皆様に参加をしていただきたいと思っています。

3点目は、教員免許状更新講習の開設についてです。

今年4月から、教員免許更新制が始まり、教員は10年ごとに、所定の講習を受講しなければいけないように法が改正されました。

全国的には、主に大学がそのための講習を開設するようですが、本市では教育委員会が主体となって開設する旨、文部科学省に申請をしていましたが、近日中にも認定される見込みとなりました。

本市では、教育センターが教員研修のノウハウを有しています。また、市立大学にも人的資産や研究の蓄積がありますので、両者が連携することで、実践的かつレベルの高い講習が行えるものと判断しました。

6月から10月にかけて、5日間、計30時間の講習を、教育センターにおいて開催します。市立大学においても、夏休み期間の8月に集中講義のような形で実施します。

名古屋の子どもたちへの教育を預かる本市教員が、確実に講習を受講でき、高いレベルの知識と技能を身につけられるよう、本市として責任を持って講習を行っていきたいと考えています。

なお、このような形で講習を開設する都道府県は今のところ岩手県だけと聞いていますから、(自治体として開設するのは)名古屋市と岩手県だろうと思っています。これも教育センター、名古屋市立大学という、長い間培ってきた教員研修のノウハウを持っているところにやらせて欲しいということを、強く国に要請していたものが認められるもので、誠に結構なことと思っています。

最後になりましたが、平成21年が名古屋市、そして市政記者クラブの皆様方にとって、素晴らしい年となることを祈念しています。

私からは以上です。

名古屋市:平成21年1月5日 市長年頭記者会見(市長の部屋)
http://www.city.nagoya.jp/mayor/kaiken/h20/nagoya00053502.html
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