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江戸末期の町家の存続模索 有松の市民団体、名古屋市長にSOS

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なし 江戸末期の町家の存続模索 有松の市民団体、名古屋市長にSOS

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前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿.1 .9 | 投稿日時 2009/7/9 17:47
narupara  管理人   投稿数: 7555
2009/7/9 中日新聞(紙面・サイト上)に記事が掲載されていました。

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以下本文
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 東海道沿いの古い町並みが残る名古屋市緑区有松地区で、江戸時代末期建造の町家が取り壊されようとしている。河村たかし市長が「身近な歴史的建造物を教えてちょう」と情報提供を呼び掛けたところ、地元の市民団体が連絡。市が間に入り、存続に向けた模索を始めた。

 町家は有松絞の開祖・竹田庄九郎の一族が建て、明治時代から建具店が入居していた。6月末に店が立ち退き、7月中に取り壊してアパートが建つことが分かった。

 木造2階建て延べ280平方メートル。土壁や瓦は老朽化が目立つが、一級建築士の藤木庸介・京都嵯峨芸術大准教授は「間口が九間(16メートル)もあるのは珍しい。繊細な処理の瓦ぶきやしっくいの壁を守る『水切り』も貴重」と評価する。

 大阪在住の所有者から委託を受ける建設会社によると、所有者も存続を望んだが、補修には数千万円が必要なうえ、金融機関の融資も決定。「待ったなしの状況。われわれも生活がある」という。

 8日には地元の「有松まちづくりの会」と建設会社が市長を交えてテーブルを囲んだ。市長は所有者に電話し「1カ月猶予をもらった」と報告。カンパを集めて補修し、貸店舗として活用できないかなどを同会と市とが検討し早急に事業計画を提出することになった。

 有松の東海道沿い約800メートルは市の歴史的町並み保存地区。市教育委員会によると、今回の町家も含め、25年前に52あった伝統的建造物のうち3割が失われたという。同会の竹田嘉兵衛副会長は「まだ空き家は数軒あり、個人の努力では限界がある」と市の支援を求める。

 市長は「全国の古い町並みに共通する問題。有松を桶狭間や名古屋城に次ぐスポットになるよう考えたい」と来年迎える開府400年の目玉事業に位置付ける考えを示した。

中日新聞:江戸末期の町家の存続模索 有松の市民団体、名古屋市長にSOS :愛知(CHUNICHI Web)
http://www.chunichi.co.jp/article/aichi/20090709/CK2009070902000026.html
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