2009/9/14 YOMIURI ONLINE(読売新聞)に記事が掲載されていました。
-----
以下本文
-----
河村市長「名古屋の魅力」
取り壊し計画が進んでいた名古屋市緑区有松町の江戸時代末期の町家(木造2階建て、約170平方メートル)が存続されることが、13日わかった。名古屋市の河村たかし市長が同日、地区のイベントであいさつし、明らかにした。
同町家は、同町開祖の一人といわれる竹田庄九郎の一族の子孫が所有し、6月末まで建具店が入居していたが、老朽化が激しいため、7月下旬に取り壊す予定だった。しかし、地元住民らは町並み保存のため残したいと、河村市長に存続へ向けた協力を要請していた。
これを受けて、市長が各方面に呼びかけたところ、先週末、地元のデイサービス業者が外観を極力残した形でテナントとして入居することになり、存続のめどがたった。修理は外観の復元に重点を置き、傷みの激しい骨組みに新しい木材を利用し、修復費用を抑える。
今回の復元保存計画で、当初計画より膨らんだ費用の千数百万円については、地元の有松まちづくりの会が寄付を募るなどして支援する。11月に解体を始め、来年12月の完成を目指す。
河村市長は「街中にこれだけ古い建物が残っているのは日本中でも珍しい。名古屋の魅力として盛り上げていこう」と話した。
有松の町家、存続 : 愛知 : 地域 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/aichi/news/20090914-OYT8T00107.htm