20日午後、名古屋市と愛知県大府市でいずれも女性を狙ったひったくり事件が計4件あり、合わせて3万円余りが奪われた。警察では同一犯の可能性が高いとみて逃げた男の行方を追っている。
警察の調べによると、20日午後5時15分ごろ、名古屋市緑区鳴海町の路上で、近くに住む無職の60歳の女性が買い物から徒歩で帰宅する途中、後から来た原付きバイクの男に、持っていた手提げ袋を奪われた。男はそのまま逃走。奪われた手提げ袋には現金約1万4千円などが入っていたという。
この事件から約4時間後には、現場から600メートルほど離れた緑区鳴海町で、自転車で帰宅途中の女性会社員(26)が、前カゴに入れておいたショルダーバッグを、後から来た原付きバイクの男に奪われた。奪われたバッグには、現金約6千円とデジタルカメラなどが入っていたという。
また、午後10時前に大府市で連続して女性が狙われるひったくり事件が2件相次ぎ、名古屋の事件と合わせると4件で約3万3千円の現金が奪われた。
いずれの事件も女性にケガはなかった。
警察では、いずれの事件も男の特徴が似ていることから、同一犯の可能性が高いとみて男の行方を追っている。
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