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質疑応答 - 【市長】平成22年1月4日 市長年頭記者会見

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なし 質疑応答 - 【市長】平成22年1月4日 市長年頭記者会見

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前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿なし | 投稿日時 2010/1/28 19:03
narupara  管理人   投稿数: 7555
質疑応答

※項目の後の時間表記は、動画における質問開始時間の目安です。

1.職員の人件費カットについて(16分20秒頃)
2.議会改革の今年一番の課題について(17分40秒頃)
3.二大公約における実際の作業の難しさについて(19分25秒頃)
4.(議長への質問)議会改革の理念について(21分35秒頃)
5.保育園の待機児童対策について(25分50秒頃)
6.陽子線がん治療施設建設の決断について(28分35秒頃)
7.COP10への意気込みについて(32分40秒頃)
8.今年の意気込みについて(34分00秒頃)
9.(議長への質問)議会の発信力の強化について(35分00秒頃)
10.(議長への質問)議会改革について(36分40秒頃)

(内容)

1.職員の人件費カットについて
(記者)
職員の士気を高めるという点からは、給料が下がるのはなかなか厳しいな、とも思います。給与カットや人件費削減について、市長のお考えを確認したいと思います。

(市長)
マニフェスト、公約にも掲げてありますが、総人件費ですから。給料ではないんでね。みなさんご承知のように、総人件費ということは、退職不補充だとか、各種手当てや退職金だとか、そういうものを含んでおりまして、給料は一番最後になりますけども。

本当に庶民の生活は大変ですから。あまり公務員の給料が高いことを言うと感じ悪いかもしれませんが、納税者である本当の庶民は年収300万円から400万円あればいいとこで、必死になって生きているという状況の中で、ぜひ一肌脱いでいただきたいと。名古屋市役所の皆さんにもね。そういう気持ちです。

2.議会改革の今年一番の課題について
(記者)
先ほど議会改革のことを述べられましたが、市長にとって一番の課題、これだけは成し遂げたいということは何ですか。

(市長)
やっぱり政治のボランティア化でしょうね。「ボランティア化」というのは言いやすいから言っているのであって、「民間給与並み」という意味で捉えても良いと思います。ちょっと言葉が長いんでね。他に良い言葉があれば良いんですけど。私は800万円で決めましたので。これはごく普通ですけど、私も出勤時間通りに毎日出てきまして、夜中まで働かせていただいて、フルタイムジョブでやらさせていただいています。1日も休んでおりません。それで800万円でやっておりますので、そういう精神でぜひ議員の皆さんにもお願いしたいということです。

退職金も当然、あんなものを出している国はどこにもありませんので、私は廃止しました。議員年金は、退職金が議員年金になったんです。議員さんが当時「誰から退職金をもらうんだ」ということになって、金は欲しいもんだで議員年金に化けたんですけど。議員年金も即刻やめていただきたい。

政治のあり方が変わると、社会がものすごく良くなると思います。政治をやる人は、議員ばかりではなくてね、尊敬される人間にならねばならないと思います。すると地域愛、郷土愛が生まれ、それが良い愛国心につながっていくと。これには確信を持っています。

3.二大公約における実際の作業の難しさについて
(記者)
減税、地域委員会と、これまで議会側を攻め続け、これからは具体的にどう進めるかという段階です。市長自身から見て、実際の作業に入ったときの難しさは感じますか。

(市長)
減税のほうは、これからの予算の中で明らかにしていく財源ということで、これはこれで市役所がしっかりやらないかんですけど。特に地域委員会というのは、新しいパブリックの姿をつくっていくことだと思いますね。今でも多くの方が学区連を中心にしていろんな活動をされていますが、さらにそれを飛躍的に拡充していくということになりますので、ここがやっぱり肝でしょうね。だから相当熱を入れて役所も説明に入って、丁寧にやっていかなきゃいかんと思います。そこで減税分が寄付にまわってくるようになったら、本当に新しい民主主義の姿が名古屋から実現されていくだろうと。楽しみでしょうがないです。

議会はだいたい夜にやることになると思います、地域委員会は。夜とか土日に。うまいこといったらワシも夜、そういうとこにバァーッとまわって「どうだ、ちゃんとやってりゃあすか」ということで。初めは1千万の予算ですけど、その使途を巡って市民のみなさんが丁々発止で、まあ殴り合いはせんでもいいですけど「これは子どもに使うんだ」「これは年寄りに使うんだ」「これは街路樹のメンテナンスに使うんだ」と大議論している姿を、ワシも死ぬ前に見届けていきたいなという気持ちでいっぱいでして。非常に希望を持って取り組みたいと思っています。しかし相当丁寧にやらんといかんですね。本当に市民の皆さんが社会を考える仕組みを新たにつくっていくということですから。

4.(議長への質問)議会改革の理念について
(記者)
議長にお聞きします。非常にハードルの高いことを市長から要求され、スピード感も求められています。議長、議員の立場から、理念的な部分をどう考えていますか。

(議長)
私自身は、名古屋市の規模などを考えた場合、それなりのレベルがあると思っています。まして日本で3つの指に入るような大きな都市ですので。これが日本全体の中で1つのモデルになるようなくらいの気持ちでおります。そういう中で、今「スピード感」と言われましたが、そうそう拙速なことはしたくないと思っています。学識者を含めたいろんな方の意見を聞きながら、名古屋市というか地方議会、特に市町村の最少の自治体のレベルのあり方を考えるということと思っています。

(副議長)
今、議長さんが話された通りでして、名古屋市には230万人がいます。ある意味で州政府に近い役割も担っていかなきゃならないという立場があると思っています。一方で基礎的自治体という、なかなか世界にない自治体だろうと思っています。この議会を二元代表性の中でどうしていくかというのは、拙速な意見では無理だろうなと。まさに今、二元代表制のあり方が問われているのかなと思っています。ですから、いろんな有識者の声、学者の声をきちっと聞いて、日本中に論文として発表しても良いようなものでないと、なかなか市民、国民から受け入れられないのかなと思っています。本当に一生懸命、このところは徹底的に詰めていきたいと思っています。

(記者)
今おっしゃっているのは、基本条例のことでしょうか。それとも議会改革の全体を指しているのでしょうか。

(副議長)
基本条例をつくることが議会改革につながると思っていますので。基本条例をつくることが議会改革。それをなんとか年度内にと私も思っていますが、先ほど冒頭にも申し上げましたように、議員だけで議論するのであれば、ある程度スケジュールをとって頭の中で想定できるのですが、初めて広く議論していく中ではいろんな声が出てきます。想定外のことが起きそうなので、それをまとめていくのは大変だけども、なんとかまとめていきたいということです。

(記者)
今までと比べ、時期についての言い方が後退しているように聞こえますが。何か要因があって「これは難しそうだ」ということになっているのでしょうか。

(副議長)
別に後退したとは思っておりません。自分が想定したスケジュールとは違うことが出そうだな、と今思っています。しかし出ても、それはやっていかねばいけないことだなと思っているので。初めて市民の皆さんと議論をしてわかってきたこともいろいろありますので、それを付け加えてご報告したということです。

5.待機児童対策について
(記者)
市長は、「住むならナゴヤ、子育てするならナゴヤ」というキャッチフレーズでやっていて、今回、減税10%ということで、3万人キャンペーンもありますが、子育てでいうと、名古屋市の待機児童は全国で6番目に多いということで、なかなか実感として「子育てするならナゴヤ」というのは、ないのですが、「子育てするなら名ナゴヤ」ということでなにか考えていらっしゃるのでしょうか。

(市長)
具体的にいうと、今回の「ワクチン」の問題も、でかいと思いますけど。日本初ですから。水疱瘡、おたふく、ヒブ、それから、お年寄りだけになってしまいますけど、肺炎球菌もこれ、半額補助で、非課税世帯には、無料ということで、これは、大変喜んでいただけるということがひとつ。それから、具体的に言うと保育園をたくさんつくることなんですけど、わしもこれ、盛んに言っとるんですけど、例のお金の話が出てきましてですね、でも、まぁ今年3つくらい、だったじゃないですかね。

(副市長)
あまり数は。具体的には。

(市長)
まだ、内緒か。これはちゃんとつくりますし、それは、そっちで市の役割も果たします。それともうひとつ、やっぱり地域で、お母さん方が何人か集まってですね、割とまぁ、介護の方で言うと、小規模多機能と言うんですけど、そういうような格好でですね、割とこう近所の人が、皆で、向こう三軒でやれるような子育ての仕組みもどこかで出てきてくれると、非常にありがたい。そこに、やっぱり、寄付が集まるような仕組みをですね。減税の分ですね。つくっていくと、雇用も広がりますし、そんなふうに思っとりますんで、保育園が本筋であることはわかっとります。盛んに言っとるんだわ。「もっとぎょうさん出しゃあ」ていって。

(副市長)
出生数も増えてます。

(市長)
あぁ、ええですね。出生数が増えとるそうですので、名古屋がですね。

(記者)
出生数が増えても、保育園に入れなかったら、だめですよね。

(市長)
いかんでね。そこを、地域委員会と両方で、やるとええと思いますけど私。杉並区は、例の子育てバウチャーで人口を増やしましたんで、ぜひ名古屋の人口も、若いお母さん中心に増えてきたら、これはなかなかええことだと思いますけど。一刻も早く報告できるように全力をあげて、地域委員会に力を入れるつもりでおります。

6.陽子線がん治療施設建設の決断について
(記者)
陽子線がんの施設に、また50億円くらいお金がかかるかもしれないということだが、それにもかかわらず赤字が出るという話もあり、実際になぜ建設するのかよくわからないのですが。

(市長)
これは、大変、悩ましくてですね、現在つくっちゃってますので、50億以上の損害賠償が発生するということもあるなかでどうするかということですけど、皆さんとちょっと相談しましたんですけどね、本当の大詰めのところなんですけど、条件といいますか、2つありまして、キャンサーボードと言いまして、がんの関係者が皆集まってですね、この治療は、本当に陽子線でやるべきなのか、手術なのか、抗がん剤なのか、とかですね、そういうことをきちっと完全に詰めるということをやると。ということをやりますと、これは、日本の医療のためには、非常にプラスになるということなんです。

もうひとつ、関係者の皆さんも、7大学でしたか、愛知県のがんセンターが拠点病院ですけど、そこを中心として、みんなで支えあうように努力しようと。自治体のほうにも、私もお願いに行きますし、そんなことの意志が整いましたので、じゃあいこうかと。

ただし、予防医療を、私は、非常に熱心にしようと思ってますので、がん検診についても、前立腺まで入れてですね、 6つになると思いますけど、500円で、できるようにすると。これも、非常に画期的だと思います。まぁそういうこともやろうということで、方向も整いましたんで、それではやろうかな、ということであります。非常に厳しく、適応状況については、外部監査委員を入れて、1年ごとに報告を求めるつもりでおります。市民の負担を1円でも減らす、ということと、本当の適切ながん治療を目指していくということを、さらに厳しくやるつもりでおりますので、お願いします。

(記者)
損害賠償という話もありましたけど、やはり、税金の無駄遣いを見直すというのが、いかに難しいかということについて、どのように考えていらっしゃるのか。

(市長)
いったん決まったことは、変わっていくこともあるんですけど、難しいですね。私が市民の皆さんの税金をお守りする仕事だもんだで、でも、里山は里山で、万策尽きましたわ、これは。一言でいえば。あれは、陽子線の方も、400名、よくいって、物理的に、しか診れないのではないかということを、私なりに確証を持ちまして、で、市民の皆さんに、それですと、 20年間で134億、税金の投入が必要なると。それでもやれというのは、議会からも言われましたし、そこらへんのところは、議会の方も、十分、ご判断されたんだと思いますけど。しっかり、市民の皆さんに情報公開していくと、いうことだと思います。

7.COP10への意気込みについて
(記者)
COP10が開催されますが、ホストシティとして、年頭ということで意気込みを聞かせてください。

(市長)
なかなか、知名度をめぐって、いろんな報道が続いておりますけど、えらい様が、テープカットするだけの国際会議なんて、関心ないんですよ。やっぱり、名古屋の環境政策が、ひとつ大きい流れがあって、たまたまcop10があるというように、持っていきたいと。それは、「冷暖房のいらない街ナゴヤ」だし、水は、日本で一番うまいのは、だいたいいいようですけど。空気も言やぁって、言っとるんですよ、環境局長に。なかなか、今のところ、政令都市の真ん中くらいだそうですけども、目標にするのは、ええですからね。そういうやっぱり、具体的な名古屋市民にとって、生きとし生ける名古屋市民にとって、本当に感じられる、そういう環境政策が、このCOP10の中で、生かされていく、大きい引き金になっていく、そういうCOP10の会合にしたい。そんなふうに思ってますけど。だで里山もがんばっとったんですけどね。あれは、万策尽きました。

8.今年の意気込みについて
(記者)
1年の初めということで。意気込みや、どういう勢いでいきたいとか、何かありますでしょうか。

(市長)
政治というのはこういうもんだと、名古屋ではっきり日本の国に示したいと思います。それは税金を1円でも減らすことです。民主主義を本当に基盤のところで、住民が街を自分たちで決めていくと。政治はボランティア化していくと。これが政治なんだということ、日本の国にはっきり示したい。こう思っております。

特に、(国は)年頭から「消費税いつ上げるか」ってやってるじゃないですか。名古屋は減税ですからね。まったく方向が違うんで。どちらが市民のためになるのかということを、はっきりと国にも申しあげていきたい。それをまた、実現していくということです。

9.(議長への質問)議会の発信力の強化について
(記者)
議長にお聞きします。先日、議会改革について、「議会からの発信力を強化する」という話が出ました。「会見などもやっていく必要があるのでは」という話もありましたが、3分間スピーチやインターネットでの委員会中継なども含め、その後の進展はどうでしょうか。

(議長)
「その後」というのはちょっと意味がわかんないんだけど。例えば今、研究会をやっているところを全面公開にしているということ自体、すごく発信しているんじゃないかと私自身は思っています。それ以外にも、インターネットの件に関しても、理事会等で、委員会の中のいろんな議論を、インターネットで皆さんに見てもらうというようなことも真剣に議論している最中ですので。今のところ、そんなことです。さっき言ったように、公開にしていくということが一番発信力がつくんじゃないかと私は思っています。

10.(議長への質問)議会改革について
(記者)
報酬や定数の話は、今後、委員会の中で、3月までに話し合えるのでしょうか。

(議長)
議員の身分の話についても、さっき言ったように、一応3月が目途だと思っています。ただし、先ほどお話したように、名古屋がモデルになるようなことを今のところ想定しています。非常に責任を感じていますので、そこでの議論がどういう方向に向うか、場合によってはそれも一応は「3月」というふうに念頭に置いています。当然、基本条例は3月のあたりが目標値でありますので、それに伴って一緒に、と思っています。

(記者)
市長が定数・報酬について2月定例会に案を出してきた場合、基本条例の中にそれに対抗するものがないと話にならないと思いますが、どう考えていますか。

(議長)
話にならないというのは非常に難しい話です。市長が出してくるものによっても、3月中に決めなければならないようなことなのか、それもちょっと見極めたいし。今、市長さんがみえるので、「何を出すんですか」と逆に聞いたほうが良いのかなと思いますが。今の時点ではさっき言ったように「基本条例を3月中になんとか」ということは、日程的にあがっています。そこに関しては議会の、議員の身分は議会で決めるというようなことも、川崎市とか三重県もそうだったと思いますが、そういうことは基本条例の中に当然入ってくるものだと私は思っています。

(記者)
市長にお聞きします。議会の言い分を待つ、あるいは見るのであれば、2月定例会には何も出さないこともありますか。

(市長)
いや、具体案を出しますよ。

(記者)
それは定数のことをですか。

(市長)
ええ。それは責任ですから、私の。市民の税金を預かる人間として。議会からも市長に関するいろんな提案を出していただいても良いし。それは一体ですから。市民のための政治ということで。出しますよ、当然。

(議長)
ここではどういうことを出されるのかよくわかりませんが、出た時点で考えるしかしょうがないな、というふうに思います。

(記者)
(議長に)先ほど、目標時期を3月とおっしゃいました。あくまで2月定例会ではなく、「今年度中」という意味での3月でしょうか。それとも2月定例会の開会中に出したいということでしょうか。

(市長)
1回目の研究会のときに、タイムスケジュールというかタイムテーブルを皆さんのところにも出したと思います。3月中にパブリックコメントも含めて、方向性が出る。そこの時点で、議会運営委員会のほうで、と思っていましたので。それがぶれたわけではありません。

(記者)
それは最初に紙に書いてあった日程ですよね。今話題になっているのは2月定例会がどうなるかということです。開会中に議会としての結論を出し、なんらかのものを出したいとおっしゃるのか、当初の予定通りなのか。

(議長)
各会派がいろんなことを言っているのは事実。それを受けて「早く出せ」と言えば、なんらかの形で出すことになるかもしれません。でも、今の時点では、何度も言うように、第1回目の研究会からのタイムテーブルについては変わっていませんので。

名古屋市:平成22年1月4日 市長年頭記者会見(市長の部屋)
http://www.city.nagoya.jp/mayor/kaiken/h21/nagoya00076061.html
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