織田信長が今川義元率いる大軍を破ったことで知られる桶狭間の戦い(1560年)から今年で450年。古戦場跡の保存とPRを続ける市民団体が3日、名古屋市緑区桶狭間で桜まつりを催し、書道作家の一ノ瀬芳翠(ほうすい)さんが、満開となった桜の木の下で「戦」の文字を揮毫(きごう)した。
イベントを主催したのは桶狭間古戦場保存会。郷土史の研究や、合戦の様子を再現した公園の整備を市に働きかけるなどの活動を続けてきた。今年は5月15、16日の古戦場まつりをはじめ、歴史探訪ツアーやまつりなども企画している。
一ノ瀬さんは長久手町でアトリエを開いており、02年には中村区の旧毎日ビルにジョン・レノンの「イマジン」の訳詞を書いた巨大な鳴海絞を掲げたほか、06年には同時多発テロで倒壊した世界貿易センター跡地で「愛で世界をひとつにしよう」と揮毫した横断幕を掲げるなど、多彩な活動で知られる。
特大の筆を持った一ノ瀬さんは、古戦場近くの地蔵池のほとりに広げた縦2・4メートル、横3・7メートルの紙に向かった。三味線の音が響く中、たっぷりと墨を含ませた筆で一気に「戦」の字を黒々と書き上げると、集まった地元の人たちから大きな拍手が起きた。一ノ瀬さんは「素晴らしいコンディションで思う存分筆をふるうことができた」と話していた。書は、古戦場まつり会場となる公園のステージ中央に展示する。
桜まつり:満開の桜の下で「戦」揮毫 古戦場保存会、桶狭間で開催 /愛知 - 毎日jp(毎日新聞)
http://mainichi.jp/area/aichi/news/20100404ddlk23040124000c.html
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