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[会見内容]平成22年8月9日 河村たかし名古屋市長記者会見

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なし [会見内容]平成22年8月9日 河村たかし名古屋市長記者会見

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前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿なし | 投稿日時 2010/8/26 17:21
narupara  管理人   投稿数: 7555
会見内容

 おはようございます。8月9日の定例記者会見を始めさせていただきたいと思います。

 報告前ということで、まず上海への出張ということで、3日間出張させていただきました。最初に、税金で行ってまいりましたので、ありがとうございます。あと、たいへん多くの方、市民の方にご参加いただいて、名古屋のアピールを自腹でやっていただいて感謝しております。

 先ほども言いましたけれど、ものすごい人でびっくりこきました、本当に。外灘(バンド)という昔の租界にある古い建物ですが、私もあそこはぜひ行ってみたいなと思っていたところで、行ってきまして、ピースホテルというところがありますけれど、そこで70か80ぐらいの、年食った人によるジャズバンドが形成されて、けっこう有名らしいんですよ。2、3日前から始まったと言っていました。一種、ノスタルジックというか、センチメンタルというか、昔の雰囲気ですね。戦争前のフィルムが残っていますので、ああいう感じがあっていいです。

 ものすごい人で、本当に。毎日50万人も来るというのは、こういうものかという感じで。どうなっとるんだと言ったら、ガイドさんは、これが人間の万里の長城とみんな言っているんですと言ってました。それほどのもので驚きました。

 そういう歴史の意味合いのあるところで、あいさつで1曲歌おうかしらんと思って、何か上海の歌がないかなと思ったら「上海帰りのリル」ってあるでしょう。「船を見つめていた ハマのキャバレーにいた」、あれを歌ったけれど、全くしらけていました。「どうなっているんだ」と言ったら、「いや、その歌、誰も知らないんですわ」という中国人のお話でした。知っている歌だと、夜来香(イェライシャン)ならみんな知っているということでした。

 山車まつりも、こっちに帰ってきて、子ども会などで引っ張るようにできんかなと言っています。あれがいわゆる日本のものづくり文化で、本当の木曽のヒノキを使って、木曽川をどんぶらことヒノキがやってきまして、それをまた堀川を逆流して名古屋城へ着く。と同時に、いろいろな技術、木工技術が発展していったと。それが今で言えば自動車産業が一番大きいですけれど、そういうものの原点でして、そういうことがやられておりました。

 評判よかったですよ、みんなに聞いたけれど。なかなか元気だってね。おもてなし武将隊も人気ありますし、それからもう1つ、時代劇をブレイクダンスでやるグループがあって、なかなか元気で面白かったです。評判がよかったです。皆さんもぜひ上海へ行かれるといいと思います。

 それから、吹上ホールで行われた「なごや☆子どもCity2010」のオープニングに昨日行ってきました。

 北区のある小学校、6年生ですが、市長さんがお見えになりまして、市長選もやるようです。議会対策はどうなっているかとか、減税はどうだというような話をしました。「大きくなったら何になるのか」と聞いたら「小学校の先生になる」と言っていました。なかなかだなと思いました。ちょうど子ども青少年局長がお見えになりまして、「なかなか尊敬されているな、あんたたちも」という話をしてきました。

 ようけの人が来て、面白い企画だと思いますね。まずハローワーク行って、どえらい並んでいたと、「何々の仕事」ということで、ごそごそいろいろやりながら、お金を、模擬マネーですが、稼ぎましていろいろ遊ぶという企画です。ぜひ市民の皆さんも吹上までお出かけいただければと思います。

 本日は2点報告ということで、まず1つは、共通番号及び国民IDカード制度問題検討名古屋市委員会を立ち上げることになりました。

 先般から報道されているように、国は、住基ネットを活用した番号を候補として、社会保障・税の共通番号制度や国民ID制度の導入を推し進めて、いわゆる国民総背番号制につながる動きを具体化しようとしております。これらについて市で検討委員会を立ち上げて、国に申し上げることはきちんと申し上げるということをしたいと思います。

 こういうような社会保障、それから納税者番号に共通番号を使っていくということは、どういう社会になっていくのかということについて、市民生活、名古屋の皆さんの生活はどう変わっていって、どういう課題があるかということを検証したいと思います。

 それから、番号でいろいろ管理ということになってきますので、市民の自由、人権はどういうふうになっていくのか。人間は、今のところ固有名詞で呼ばれていますけれど、牛は今10ケタの番号が耳に付番されておりまして、牛は10ケタ、人は11ケタとなっておりまず。あまり極端なことを言うなと言われるかもしれませんけれど、「あんた、誰々さん」というより、番号で呼ばれる時代が下手したら来うへんかという気もします。意外と不便なので、番号で呼んだって訳分からないだけでだめだという説もあります。金だけ使って何の役にも立たないという可能性もありますが。

 ひとつ、ここのところで市民の皆さんには、誤解されるといけないので、「共通番号」と「限定番号」とは違います。私どもが問題にしているのは、いわゆる共通番号です。赤ちゃんでおぎゃあと生まれて、誰とも重複しない一個の番号を持つことです。今のところ、変えてもいいことになっていますけれど、これがずっと続いていきますので。それと納税者番号に使った瞬間にもう変えることはできなくなります、たぶん。

 だから、共通番号制度。それと違って、皆さんが持っておられます電話番号とか運転免許証番号とか、それから基礎年金番号といろいろあります。それは目的に限定されて付番されている番号で、私どもがいま問題にして議論しようとするのは、電話番号がいいのか悪いのかとか、そんなことは皆さん分かると思いますけれど、運転免許証番号がいいのか悪いのかという議論ではありません。それは目的を限定して使ってもらう番号なので。

 おぎゃあと生まれてから「あなたは何番である」と。一生涯、納税者番号に使われると不変になりますけれど、不変な番号を持つことがいいのか悪いのか。不変な番号を持つことは、今まではプライバシーの漏洩ということで、いろいろなテストをやるということで言っていましたけれど、実はどういう社会をつくるのか、市民の皆さんにどういう影響を与えるのかということが一番議論をされないかんわけですね。今度は、たまたま国の方から、方針というか、一つの指針を出されましたので、名古屋の方で一足先にこの問題点を検証させていただくということです。

 それともう1つは、地域主権との問題がありまして、実は国民に国が1個の番号を付ける。これこそが中央集権の最たるシンボルではないかという疑問は、どうしても払拭できません。ここまでいくかどうか分からんけれど、まあそういうことだったら、いわゆる住民税とか、そういう税金もやめてまって、国税一本で課税したらどうかという話も出てくるやもしれませんわね。

 上海でこういうこと言っとったんだわ。「名古屋は市民税減税10%、日本初だ。商売やるならぜひ名古屋でやってくれ」と。1社、その理由ばっかりじゃないですけれど、名古屋に店をつくる方もたまたまお見えになりました。

 市民税って、どうもないようですね。又聞きじゃなくて直接聞いたので、学者に聞いたわけじゃないですから、違っているかも分かりませんので、そこはちょっと保留にさせていただきますけれど。向こうの役所の方に「減税だ」と言ったら、「何を減税するんですか」と言うので、「市民税」と言ったら「え、そうですか」と。そういうのはないと言っていましたね。どうも国税一本のようですよ。ちょっと不確定です。その人が言っていたというだけで。

 要するに中国なんかは番号になっています。という話になっていくわけです、結局ね。そういう危険性も大変にあるということで。

 この話は、今までの住基ネットに対する検討を含むものでして、さらにそれについて厳しい目を向けていくということに、僕はなっています。ただ、これから検討委員会をやっていただきますので、学識経験者5名で構成されまして、第1回の委員会は、8月20日(金曜日)に開催を予定しております。

 これは国の姿を実は決定する、相当決定的なことなんです。イギリスはやめました。ちゃんと公約に出しまして、イギリスは公約どおりやめました。

 ですから、私は何べんも言っていますけれど、民主党は4回ですか、住基ネットの廃止法案を提出しておりますので。私が筆頭提案者でしたけれど。国の基本的な方向に関わることは、私は貫かないといけないと思いますよ。そういうことをやっているので、今回の名古屋の話もそうですけれど、公約を守る方が、何か推薦を。まあ、わしは訳分からんですけれど。1年半前は。市民の皆さんに言わないかん。あとで出てきますけれど、これは。

 という話でして、ぜひこの住基ネット、いわゆる共通番号及び国民IDカード制度問題検討名古屋市委員会には十分な議論をしていただきたいと思っております。

 それから2点目は、「水でつながる命・流域自治体シンポジウム」の開催についてです。今日、環境保全への取り組みが重要視される中、水環境に関する施策は、広域的な視点で取り組むことが大切であると考えております。

 そこで、10月のCOP10開催に向け、人や生物にとって欠かすことのできない水について、木曽川流域を中心とする自治体27市町村の首長さんと意見を交わすシンポジウムを、8月24日(火曜日)、名古屋市公館において開催することとしました。このシンポジウムを踏まえ、参加自治体と共同で宣言をとりまとめ、10月18日(月曜日)のCOP10・生物多様性交流フェアにおいて、広く発信する予定です。これを機会に、自治体間の連携をさらに強化してまいりたいと思っております。

 以上ですが、地域委員会関連、今日も幹部会で申し上げましたけれど、オープンサロンなんかもやっておりますけれど、なかなか議論が非常に盛り上がっているようです。昨日ですと、「地域委員会をやってよかった」「参加しなくちゃ損だ」と言うような声があるようです。

 それから何と、「地域委員会によって学区連協の結束が固まった」という意見があったようです。「これまでPTAや子ども会は学区連協の会議に欠席していたが、欠席がなくなり、地域委員会の議論に呼応して、学区連協でどうするか議論ができるようになった」ということです。これは、どえらい大きな話で、一番最初の導入時点では、こういうものを入れると学区連協、地域が混乱するからという議論があったんですね、選挙をやるということになると。けれど、実際やられた方の意見は全く反対でして、学区連協が固まって非常によかったと。参加が飛躍的に拡大しているという話があります。

 「高齢者の不在問題では行政が叩かれているようだが、地域で見守るという基本が問われている」と。区役所も民生委員の方も大変ですので、地域委員会がいよいよ力になるときではないかという意見が出ているようです。

 今年度の事業がスタートして、西区の江西学区ではパレードして、今日、山田副市長が言われましたけれど、授産所の皆さんが一緒に参加されたり、地域の上の方からパレードしたら手を振ってくれたということで。いよいよ日本の社会の、本当の市民の自由とか自治というか、住民自治を始める、つくる、本当の第一歩が名古屋からスタートしたのではないかという感じがしております。民主主義のつくしんぼを何とかして育てたいということです。

 来年度の、23年度の予算も検討するようにということになっておりまして。これからですけれども。

 それと僕がちょっと聞いた話では、他の区のこれからという人にも、大いにアピールしたいという気持ちのある方もお見えになるということです。選挙をやってよかったというのは。僕、「やっていけなかった」というのは聞いておりません。72名お見えになりますが。1人ずつ聞いたわけじゃないですけれど、僕が聞いた話では「絶対、選挙をやってよかった」というのが、皆さんの僕は統一した気持ちだという認識を持っています。72人1人ずつ聞いたわけではありません。

 以上です。

名古屋市:平成22年8月9日 市長定例記者会見(市長の部屋)
http://www.city.nagoya.jp/mayor/kaiken/h22/nagoya00080875.html
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