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[会見内容]平成22年12月6日 河村たかし名古屋市長記者会見

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なし [会見内容]平成22年12月6日 河村たかし名古屋市長記者会見

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前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿なし | 投稿日時 2010/12/11 17:36
narupara  管理人   投稿数: 7555
報告内容
 おはようございます。12月6日の定例記者会見を始めたいと思います。

 まず報告事項ですが、1点目は「名古屋港金城ふ頭のモノづくり文化交流拠点における植樹祭」です。えらい長い表題でございますが。今週末11日(土曜日)、名古屋港金城ふ頭のモノづくり文化交流拠点において「名古屋グランパス」「中部電力」との共催により、植樹祭を開催することとなりました。

 拠点では現在、基盤整備を進めておりますが、JR東海が昨年より建設を進め、来年3月14日(月曜日)に開館する「リニア・鉄道館」の南東側で実施いたします。モノづくり文化交流拠点は、民間企業やNPOなど多様な主体の協力を得て整備を進めていきたいと考えており、テーマの一つに港の森づくりを掲げております。

 今回、港の森づくりを、Jリーグで優勝した名古屋グランパスの選手の皆さんと一緒に進めることができ、非常に嬉しく思っております。

 また、この植樹祭は、中部電力からの「記念日植樹券」と名古屋グランパスのサポーターの皆さんからの寄附金を活用して実施いたします。名古屋グランパスと一緒になって、名古屋のまちをさらに盛り上げ、東京や大阪に負けない元気なまちにしていきたいと思っておりますので、よろしくお願いします。

 2点目は、「有松まちなみ保存ファンド」です。有松地区の歴史的建造物「中舛竹田家(なかますたけだけ)」を保存するため、今年の3月に「有松まちなみ保存ファンド」を立ち上げました。このたび、この募金金額が11月30日(火曜日)現在で、670万2,457円となり、目標の660万円を達成いたしました。

 多くの皆さんのご協力を得た結果、有松地区の歴史的建造物「中舛竹田家」が後世に残ることとなりました。これからも永く残っていって欲しいと思っています。

 今回の取り組みにより、身近にあるお宝を自分たちで大切に守っていく心や、寄附文化が定着することになればと思っています。

 募金活動にご協力いただいた地元の皆さん、ならびにご寄附をいただいた皆さん、本当にありがとうございます。

 これは実は、大変重要な2つのシンボルではないかと思うのです。1つは、減税から寄附へ展開していく、ちょうど時期も重なりますし、これは1つのシンボルになってきます。よくイギリスなんかでやりますトラスト運動で、森を守ったとか、そういうのがあるんですけれど、やはり若干の寄附が集まることが要件といいますか、まず初めにみんなでやるんですよね。

 そういうことで、なかなか日本は寄附が集まらないとすぐ言いますけれど、それは別に風土が違うわけではありません。日本も道頓堀も寄附でできておりますし、かつては寺子屋なんかも、あれは民間のものですし。それから、庄屋なんかは昔は公共事業を自らやっていたということもありますので。

 でもやっぱり減税があるかどうかは決定的に大きいんですね。減税がありますと、もともと税金を払っていたお金だもんで、そのお金はやっぱりもう1回払おうじゃないかと。公共的なものにということで、寄附していくということで。

 ちょうど順序が重なったということで、これが始まったときはまだ減税でいろいろな議論をしているときでしたけれど、ぜひ名古屋としましては、減税の一部を寄附しようと。それで、みんなの意思でまちをつくっていこうということのシンボルにしたいと思っています。

 それから、2つ目のシンボルが、歴史的建造物を大事にする名古屋のまちということ。区長さんとかござるので、あまり言うといかんかもわからんけれど、僕の今までの名古屋のまちのイメージとしては、何となく歴史的建造物というか、そういうものについては若干冷たさを感じていたわけです。特に、僕が一番痛切に感じたのは、旭丘高校の校舎の保存問題。ほとんど何の力にもなっていただけなかったという気持ちが非常に強いということがあります。そういう中で今、役所のなかで歴史まちづくりのプロジェクトもつくって。名古屋のまちというのは、実は産業だけではなくて、一番古くから言えば熱田神宮の1900年。それから、近くでも名古屋城の400年という。ほぼ3分の1以上のまちを戦争で徹底的に破壊されましたものですから。それが非常に辛いことでございましたけれど。名古屋のまちに歴史の息吹というか、昔の思い出というか、京都に負けないような文化の息吹を復活していきたいということのシンボルに、ぜひこの有松の建物をできないかということです。

 有松は、これは文化庁が言っていましたけれど、都会に残る旧街道では日本一らしいです。あれだけ旧街道の家並みがずっと残っているのは。地方では結構そのまま、まるごと残っているところがたくさんありますけれども。

 ということですので、何とかこれを1つの大きなステップとしまして、今言った減税の寄附、それからもう1つは、歴史のまちなみを大事にする。まちなみだけではないですよ。歴史を大事にする名古屋のまちということを発信していきたいと思っております。

 いずれにしましても、なかなかこういうのは集まらんのですよ、普通こういうものは。そういう中で、地元の皆さんにはどえらい骨折っていただいたと思います。それと、募金をしていただいた皆さんに、本当に感謝を申し上げたいと思います。ありがとうございました。

 こちらからはこれだけです。

名古屋市:平成22年12月6日 市長定例記者会見(市長の部屋)
http://www.city.nagoya.jp/mayor/page/0000019685.html
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