外国人住民に健康や防災情報、日本の習慣を楽しみながら知ってもらおうと名古屋市の緑区役所で6日、「第3回みどり多文化交流会」が開かれた。地震になじみがない国の人に防災知識を身につけてもらう地震対策や、民族衣装の試着、世界のお菓子の試食など、さまざまなコーナーがあり、住民ら約400人でにぎわった。
中国、ブラジルなどの外国人が多く暮らす緑区で毎年行うイベント。同区の市民団体「みどり多文化共生ボラネット」(浜本寿明代表)と名古屋国際センターが共催した。
今回は▽健康や教育▽地震の防災対策▽交流--の三つを柱に開催。地域のボランティア団体などの約140人が運営にあたった。会場では、通訳を配し、看護師らが相談にあたる健康相談や、子どもの進路などの教育相談のほか、折り紙などの日本の遊びを体験するコーナーが設けられ、住民らが楽しそうに取り組んだ。地震コーナーでは物が散乱した家の中を再現。地震の際にどのように行動すべきかをまとめた9カ国語のパンフレットも配布した。
みどり多文化交流会:外国人住民に防災知識紹介--名古屋・緑区 /愛知 - 毎日jp(毎日新聞)
http://mainichi.jp/area/aichi/news/20110307ddlk23040106000c.html