山一ハガネ(名古屋市緑区、寺西基治社長、052・624・2555)は、冷間鍛造による精密金型で、経年変化を従来の5分の1―10分の1に抑える熱処理方法を開発し、特許を取得した。金型の長寿命化と製品歩留まり向上を実現する。超精密3次元測定機を使うマイクロメートル(マイクロは100万分の1)単位の寸法保証と合わせて、精密測定・加工事業を強化。2015年3月期の同社年商を、12年3月期比22%増の180億円に高める。
精密金型に使う冷間ダイス鋼は焼き入れや焼き戻しをした後、常温でも時間の経過で変態を続ける。鋼の種類や温度、湿度、加工・冷却方法などで変寸の度合いはさまざま。
経年変化は従来、深冷処理(サブゼロ処理)や数週間の放置である程度抑えられるが、抜本的解決にはならなかった。
山一ハガネ、精密金型の熱処理法で特許取得:日刊工業新聞
http://www.nikkan.co.jp/news/nkx0120120717baaq.html
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