志摩市磯部町築地で工場を操業する洋食器大手「鳴海製陶」(名古屋市緑区)は二日、伊勢志摩サミットに向けて、会場となる志摩市の風景などをあしらった新商品の販売を開始した。
同社ではサミット開催を機に、伊勢志摩地域を盛り上げようと新商品を製造。サミット主会場となる賢島が浮かぶ英虞湾、伊勢市の伊勢神宮内宮の大鳥居をデザインした絵皿やコーヒーカップなど六種類を開発した。
英虞湾の風景を描いた絵皿は、モーター付きパラグライダーで伊勢志摩地域の風景写真を撮り続け、昨年五月に事故で亡くなった松本高正さん=享年(79)=の空撮を基にスケッチし、鮮やかな青色で染め付けている。
販売開始に合わせて藤江憲社長は、志摩市役所で松本さんの長男高さん(42)に新商品を贈呈。藤江社長は「サミット開催後もシリーズ化して志摩の魅力を伝えていきたい」とし、高さんは「新商品を通して志摩市の美しさと魅力を多くの方々に知ってほしい」と感謝した。
新商品は子会社の三重ナルミ(志摩市)で生産する。伊勢志摩地域の宿泊施設や全国の百貨店などで販売。価格は五千円から。(問)三重ナルミ=0599(55)2113
サミットに向け鳴海製陶が新商品 お皿に志摩の絶景:三重:中日新聞(CHUNICHI Web)
http://www.chunichi.co.jp/article/mie/20160203/CK2016020302000037.html