名古屋市は1日、延伸工事を進めている市営地下鉄・桜通線の野並~徳重間で最後のレール溶接を行った=写真。これにより桜通線全線(中村区役所~徳重間、営業距離19.1km)のレールが1本につながった。
最後の溶接を行ったのは、相生山駅から神沢駅方面へ約50mの地点。軌道工事は清田軌道工業が担当しており、「ゴールドサミット溶接」と呼ばれる方法でレールを接合した。
この方法では、レールとレールの隙間25mmを挟み込むようにモールド(鋳型)を組み立て、その上に溶剤となる酸化鉄とアルミニウムが入ったルツボを設置。点火された溶剤は化学反応して溶けた金属となって隙間に流れ込み、凝固したものがレールとレールを接合する。最後にグラインダーで溶接部の仕上げを行って完成となる。
桜通線の延伸工事は、野並駅(天白区)~徳重駅(緑区)間4.2kmを全線地下式(開削工法、シールド工法)で整備するもので、鳴子北、相生山、神沢、徳重の4駅を新設。2011年3月27日から開業する予定だ。
建設通信新聞 - 桜通線野並~徳重で最後のレールつなぐ
http://www.kensetsunews.com/
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