名古屋市は、緑区の埋め立て処分場の跡地に大規模太陽光発電所(メガソーラー)を設置する。年内に設置業者の公募を始め、来年夏の稼働を目指す。出力1000～1200キロワットを想定、一般家庭250世帯程度の電力が賄えるという。29日の市議会11月定例会で、岩本崇宏議員(自民、緑区)の質問に、西川敏環境局長が方針を示した。

予定地は緑区鳴海町大清水の「大清水処分場」。敷地面積7万2500平方メートルのうち1万5000平方メートルを使用する。現地は一般廃棄物の埋め立てが終わり、土で覆われた更地となっている。長期間の管理が必要なため有効活用策を検討していた。

太陽光パネルなど施設の機材、工事費用、維持管理費は業者が負担。市は業者とリース契約を結び、国の再生可能エネルギーの固定価格買い取り制度を利用して、中部電力に売電する。売電額は年間4000万～5000万円を想定、収入をリース料として業者に支払い、差額が出れば市の収入になる。リース期間は国が定めた買い取り期間の20年間を見込む。

市環境局によると、政令市では福岡市が来年2月に出力1100キロワットのメガソーラーを完成させる予定。名古屋市で設置されれば、同等規模で政令市最大級となる。市環境推進課の担当者は「発電所の設置をきっかけに、市内の再生可能エネルギーの普及啓発につなげたい」と話している。

市は環境局が管理する天白区元八事の「なごや生物多様性センター」敷地内の1500平方メートルにも、100～120キロワットの太陽光発電施設を設置する予定で、大清水処分場と同時に業者を公募する。

中日新聞:緑区の処分場にメガソーラー 名古屋市、来夏稼働目指す:地方政治(CHUNICHI Web)
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2012113090014604.html

地図上、愛知用水と濁池の間の更地の部分が該当スペースになるようです。
メガソーラー建設予定地の大清水処分場

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大和リース名古屋支店(名古屋市中区)は、名古屋市緑区の大清水処分場での太陽光発電事業について、名古屋市と事業契約を締結した。7月ごろに設置工事に着手し、11月に稼働する予定だ。

大清水処分場太陽光発電 大和リースで|建設工事ニュース
http://www.kentsu.co.jp/webnews/html_top/130430300059.html