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[日経]今に伝える女性職人 後継者不足に悩む有松・鳴海絞(2017/7/8掲載)

前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿なし | 投稿日時 2017/7/9 5:43
narupara  管理人   投稿数: 7555
名古屋市緑区で江戸時代から続く伝統の染め物「有松・鳴海絞」の若手女性職人、大須賀彩さん(30)が奮闘している。「手作りで多様な柄と色が出せるし、同じものが二つとない」。職人の高齢化や後継者不足が進む中、多くの人に絞を知ってもらおうと、魅力の発信を続けている。

絞り染めの一種である有松・鳴海絞は、布を糸できつく縛るなどして染料が染み込まない部分を作り、柄を描き出す。100種類以上ある技法による多様なデザインが特徴だ。江戸時代には尾張藩が藩の特産品として保護。旧東海道沿いにあった緑区の有松、鳴海地域では、故郷への土産物として手拭いが旅人から人気を集めたという。

糸で縛ることを「くくる」と言い、大須賀さんの専門は、しま模様ができる「手筋絞」というくくり方。加減が難しく、きつすぎると糸が切れ、緩いと染料が染みてしまう。どの技法も奥が深く「一人一芸」が基本だ。

出合いは、大学でファッションを学んでいた3年生の時。授業で有松の資料館を訪れ、高い技術に衝撃を受けた。たちまち魅了され、職人になる決意をした。

作りたい服のデザイン画と授業で作った絞り染めを手に職人に熱意を伝え、20歳で弟子入り。大学院で研究を続けながら週末や長期休暇に師匠の店に通い、商品を作って技術と知識を学んだ。

「顔の見える職人になりたい」。こう語る大須賀さんは、商品企画や販売の場に積極的に参加。デパートで布をくくる実演をしたり、若手職人でつくるグループで絞り染めのワークショップを開いたりもしてきた。「作る過程や職人の手間ひまを知ってもらうことは魅力発信の一つだと思う」

職人歴10年を迎えた今年4月、自分の店を持つために独立。客と対話しながら、相手が本当に必要とする商品を提供できる場をつくるのが夢だ。「有松の町や有松・鳴海絞の活性化につなげたい」と力を込める。

今に伝える女性職人 後継者不足に悩む有松・鳴海絞 :日本経済新聞
http://www.nikkei.com/article/DGXLASDG07H4E_Y7A700C1CR0000/

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