平成27年4月12日執行の名古屋市会議員選挙および愛知県会議員選挙の結果です。
緑区からは市会議員8名、県会議員3名が4年の任期で議会へ送り出されました。
選任された皆さんが、職責を全うされるか監視するのも自分たちの役目です。
4年後の再審判のために「選挙が終わったら終わり」ではなく、しっかりチェックしていきましょう。
名古屋市会議員選挙
—–
有効投票数 72,430票(投票総数 74,281)
—–
近藤和博(公明) 12,207票(16.7%)[当]
岡本やすひろ(民主) 11,219票(15.4%)[当]
岩本たかひろ(自民) 9,632票(13.2%)[当]
中里高之(自民) 9,352票(12.8%)[当]
さはしあこ(共産) 6,353票(8.7%)[当]
ますだ成美(減税日本) 6,215票(8.5%)[当]
松本まもる(民主) 4,652票(6.4%)[当]
余語さやか(減税日本) 4,374票(6.0%)[当]
—–
山本久樹(維新の党) 4,095票(5.6%)
古川まこと(共産) 3,169票(4.3%)
おさじま直人(次世代の党) 876票(1.2%)
さいとうゆきお(無所属) 862票(1.2%)
愛知県会議員選挙
—–
有効投票数 72,430票(投票総数 74,322)
—–
中村友美(民主党) 26,947票(37.2%)[当]
渡辺のぼる(自由民主党) 18,760票(25.9%)[当]
おか明彦(公明党) 15,132票 (20.9%)[当]
—–
満仲みゆき(日本共産党) 11,591票(16.0%)
※得票数右の()内は得票率です。
市議選総括
投票日当日、締め切りと同時に市会議員選挙の得票予想数を発表してみました。
結果は、上位下位以外の順位はかなり違っていました。
市会選については過去3回とは違い自民が民主を得票数で上回るという結果となりました。
また、国政選で低調だった減税日本がここでは奮闘、現職・新人の2名とも当選、一方で勢いがあると予想した維新の党が低調でした。
共産は票の割り振りが2分割できていれば現職・新人ともの当選もありえる得票数でしたが現職に票が集まりました。
次世代の党は減税日本と一点、国政選挙よりも得票数を大幅に減らし無所属とほぼ同数でした。
選挙カーによる宣伝活動を一切行わず、交差点やスーパーの駐車場前などでの街頭演説のみに活動を絞り込み、1日約15回実施した現職の近藤氏がトップ当選、4年前153票で次点となった元職の岡本氏が2位で返り咲きとなりました。
自民のともに3期目を目指した現職2名が上位に、岩本氏が中里氏を3選目で初めて得票数で上回りました。精力的に街頭演説を行った岩本氏が後援会など支援団体を中心に票固め戦略を取る中里氏よりも幅広く支持を得た印象です。
減税日本は現職の余語氏よりも新人の増田氏が得票数で上回るという状況は「今度は大丈夫」という期待感の現れなのでしょうか。
民主新人の松本氏は選挙期間中も有松駅近くの事務所前には活動員が常に立ち、行き交う人や車に挨拶をするという地道な活動も見受けられました。
共産は現職の佐橋氏が前回をやや上回る得票数で2回目の当選。前回は一人候補、今回は複数という中で得票数の増加となりました。
緑区北エリアの自分のところでは一切、佐橋氏の選挙活動を見聞きすることはなく、新人の古川氏の選挙カーが頻繁に走っていたことから、南北で二分割してでの票の振り分け作戦を行ったように思えます。
維新の党現職の山本氏は前回は滑り込みでの当選でしたが、今回は次点となりました。
次世代の党新人のおさじま氏、街宣活動を一切行わなかったさいとう氏はともに1%強程度の得票率でした。
県議選総括
民主現職の中村氏の強さが際立つ結果。前回こそ減税日本旋風の前に苦戦を強いられましたが、今回は早々に当選を確実に。
選挙戦ではハーレーや原付バイクなど多彩な街宣活動を展開。
自民現職の渡辺氏は今回、公明党が独自候補を擁立するということで苦戦が予想されましたが、前回よりも票の上積みがあり2番手での当選。
公明新人のおか氏は県議会での議席獲得を目指す共産新人の満中氏との接戦も予想されましたが振りきりました。