伝統や昔の生活に触れる…有松絞体験・昭和20年代以降の生活道具に触れる

平成29年2月15日の中日新聞朝刊に掲載されていました。

要約

  • 名大留学生が有松絞りを体験
  • 東丘小では昭和の暮らし体験
  • 観るだけでなく触れることも

名大留学生有松絞を体験

名古屋大の留学生が14日、緑区有松を訪れ、伝統工芸の有松絞の体験や街並み散策を楽しんだ。
地元の伝統工芸に触れてもらおうと、名大の国際教育交流センターキャリア支援室が催し、中国、オーストラリア、インドネシア、フランスなどからの四十人が参加した。 有松・鳴海絞会館で絞りの紹介映像を見たり、街や絞りの歴史を学んだりした後、絞りのハンカチ作りを体験。苦戦しながらも布を縫って絞り、オリジナル作品を作った。
「母がやる中国の刺しゅうとは、また異なって面白い。もっと工程を知りたい。本当にきれいで、帰国したら友人や家族にも伝えたい」と話した。

東丘小3年生手回し式洗濯機に行列

緑区の夷丘小学校で14日、恒例の「昔の暮らし体験」が開かれ、3年生約110人が昭和20年代以降の生活道具や暮らしの一端に触れた。
住民が持ち寄った足踏み式ミシンや、手回しで脱水する洗濯機などを使って15年ほど前から催している。社会科で善の暮らしを学ぶ3年生が参加し、学区区政協力委員会の委員長ら20人が手ほどきをした。
手回し式洗濯機には児童の行列ができ、二つのロールにタオルを挟み、レバーを回して水を絞り出す仕組みを体験。昭和20年代のカメラなどが展示され、着物の試着もあったほか、かつお節を削ったり、しちりんで焼いた煮干しを味わったりもした。
校長は「児童が地域の人と楽しみながら、今の生活を考える機会になれば」と話した。

平成29年2月15日付 中日新聞朝刊より

平成29年2月15日付 中日新聞朝刊より

この投稿へのコメントは受け付けていません。

コメント一覧