2004年07月07日 [17]
筆者:こうめい 2004年07月07日 | コメント(0件) | TrackBack(0件) | [Edit]

レールの膨張 はてなbookmarkに登録する

夏の暑い日になると、鉄道レールが膨張してゆがんでしまい、列車が遅れたり運休するというニュースが増えてきます。今年は昨年と違って冷夏ではないので、こういったニュースは多くなる事が予想されます。

今日もこんなニュースがありました。

 JR西日本によると、暑さでレールが膨張し、継ぎ目のすき間がなくなったのが原因。最大で約1.5cmゆがんでおり、氷でレールを冷やしてゆがみを直した。(元記事:Yahoo!ニュース:レールぐったり、氷で冷やす…JR山陰線で2本運休)

ということで、このレールの膨張について調べてみました。
レールは素材の性質上、30度になると25mにつき1cm膨張するそうです。さらにロングレールというものがあり、これは一本が1kmもあり、単純計算で40cmも伸びるコトになるそうです。ですので、こういったレースの継ぎ目には斜めにカットされた様式を取り入れ、膨張しても外側に逃げるようになっているそうですが、古い路線や通常のレールでは取り入れられてはいないので、膨張により継ぎ目がなくなり、膨張したレールの逃げどころがなくなり、最終的にゆがみが生じてしまうそうです。
ちなみに温度差の少ない青函トンネルなどでは50kmもするスーパーロングレールというものが使われているそうです。

なお、資料としておーしま自由研究所というサイトは「かつてない,レールだけを扱った一風変わった鉄道ページです」というだけあって、レールに関する情報が詳細に紹介されています。膨張により継ぎ目がふさがって歪んでしまう部分に関しても対策などが紹介されています。また、TOKIMEC REPORTでは「鉄道保線作業の機械化,自動化を推進する新鋭機が登場しました。」と、レールの異変を調べるマシンが紹介されています。


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