学生時代から、どんなに寝坊して遅刻しそうになっても「みそ汁だけでも吸っていきない」とよく親に言われました。「空腹だとやる気が起きないでしょう」というのが理由です。実家は自営業で動く方なので、朝食を抜くと力が入らないというコトでしたが、それは子どもにももちろん当てはまるハズ。自分たちの頃は「朝シャンよりも朝食を」といった感じでしたが、今は「メールチェックよりも朝飯を」といったところでしょうか?
大阪市教委の調査でも「朝食抜きが学習意欲に影響」との結果発表が出されました。
朝食を取らない児童・生徒ほど学習意欲が低い。そしてそれは子どもだけのコトじゃないですよ。大人も同じです。CMみたいに、まぁ、一緒に食べてください。そういうことです。
大阪市教育委員会が13日発表した「大阪市学力等実態調査」でこうした傾向が明らかになった。
調査の対象は大阪市立の小学6年生と中学3年生の各約1900人。学習時間や予習・復習をするかなどの質問で、学習意欲が高いグループと低いグループに分けた。
朝食を取る習慣についての質問で、中学生で「ときどき」と答えた16・4%では、学習意欲が高い生徒は4・2%だったのに、低い生徒は12・2%。「ほとんどない」14・4%の回答のうち、学習意欲が高い生徒は1・9%、低い生徒は同12・5%と大きな差が見られた。
小学生への調査でも朝食を取らなくなるにつれて、学習意欲が低くなることが分かった。
市教委は「朝食抜きは生活習慣の乱れにつながり、授業への集中力を妨げる恐れがある」としている。
関連サイト:大阪市教育委員会ホームページ