サムスンHDD内臓携帯電話発売

携帯電話の多様化とともに気になるのが「電池の持ち」という問題。携帯プレイヤーもこの「電池の持ち」を考慮して、長時間再生が可能な非動力(モーターを利用しない)のモノが主流となっています。確かにHDDを搭載したプレイヤーも各社発売はしていますが、そういった機種は購入側も「ある程度の大きさを覚悟した」上で買っていると思われます。そんな流れに逆行している雰囲気なのがサムスンのこの携帯電話。

　韓国の半導体・電子機器大手サムスン電子は8日までに、記憶容量が1.5ギガバイトの超小型ハードディスク（ＨＤ）を内蔵した最新のカメラ付き携帯電話を今月から韓国内向けに発売することを明らかにした。同社によると、超小型ＨＤを内蔵した携帯電話の発売は世界初だという。 　ディスク容量は、一般的な携帯電話の内蔵メモリー容量である100メガバイトの15倍に相当する。韓国の通信社、聯合ニュースなどによると、釜山で6日から開催中の国際電気通信連合テレコムアジア大会で公開した。新製品は画面に高画質の2.2インチ液晶表示装置を使用し、100万画素の高画質写真撮影が可能。また、強力なマイクにより動画撮影時の音質を向上させ、ステレオスピーカーによる立体的な音声再生も実現した。このほか、ＭＰ３形式の音楽再生、電子ブック、各種辞典などの機能も搭載される。

ただでさえ電池の持続性と携帯性の特徴である小ささが必要な携帯電話に、あえて挑むというのは自分としては「完全に逆行」していると思うのですが、実物はひょっとすると大きさも持続性もすべてをカバーできる技術が盛り込まれているのかもしれません。確かにマイクロドライブなども存在しているので、一概に「無理でしょ」とは言い切れないのですが、とりあえず実物写真を見てみたいという興味をそそります。

元記事:ITビジネス&ニュース:サムスン電子、超小型ＨＤ内蔵のカメラ付き携帯発売