先週末、近畿地方を中心に数回にわたり発生した地震。東南海沖地震(東海地震)とは直接関係は認められず、ほっと一安心の反面、毎日のように揺れを感じては、手放しに安心できるわけではありません。地震が起きて「よかった」という話は聞いたことありませんが、ここに関しては思わぬ副産物があったようです。
和歌山県新宮市の温泉宿泊施設、高田グリーンランド「雲取温泉」の湯の色が、5日に紀伊半島沖で起きた地震の後、オープン当時の濃い乳白色に戻った。
同温泉は1992年にオープン。乳白色のアルカリ単純泉が「全身美容に良い」と女性に人気が高まり、これまで約93万人が利用した。
湯の色は年々薄まり半透明になっていたが、5日午後7時すぎ、同市で震度5弱を記録した地震の後、湯の色が変わったことに入浴客が気付いた。