2004年09月30日 [217]
筆者:こうめい 2004年09月30日 | コメント(4件) | TrackBack(1件) | [Edit]

アサヒ、PETボトル入りビールの発売見合わせ はてなbookmarkに登録する

アサヒビールが7月にペットボトル入りビールの販売を発表したのですが、これに習って他社がペットボトル入りアルコールの販売に乗り出した場合、リサイクルシステムに影響を及ぼすと判断したため発売を見合わせることにしたそうです。

 アサヒビール株式会社は、7月8日に発表したPETボトル容器入りビール新商品の発売を見合わせることとしましたのでお知らせします。
参考記事:ペットボトルのビール発売 アサヒ、国内大手では初 ということです。主な理由として
 アサヒビール(株)は、PETボトル容器の利便性やファッション性に着目し、PETボトル容器入りビール新商品を本年中に発売すると7月上旬に対外発表しました。その後、多くのお客様から予想を上回る反響を頂戴しました。  この大きな反響から、当社のPETボトル容器入りビール新商品の発売をきっかけに、アルコール市場においてもPETボトル容器の普及が当初予測していた以上に加速することが想定され、順調に機能している現行のPETボトルのリサイクルシステムに多大な 影響を及ぼす可能性があると判断しました。  この判断に基づき、本年中に計画していたPETボトル容器入りビール新商品の発売を当面見合わせることとします。
ということで、次の記事のとおりどうも環境団体からの反対が大きかったようです。
 アサヒビールは30日、年内に予定していたペットボトル入りビールの発売をいったん白紙に戻すと発表した。軽さやファッション性で若者を中心に売れるとみていたが、廃棄物問題を懸念する環境団体などから反対の声が出され、断念した格好だ。  アサヒの計画では、ビールは日光や酸素で劣化しやすく、透明なボトルを遮光ラベルで覆うなどして商品化。年々増加している清涼飲料などと同様、リサイクル基準に適合させるとしていた。  これに対し、環境団体グリーンピース・ジャパン(東京)は「リサイクル性に優れた瓶を活用してきた業界が、環境への負荷や回収コストの大きい容器をなぜ導入するのか」として反対運動を展開。7月の発表以来、アサヒへの問い合わせは約800件に上ったという。 (元記事:くまにち.コム)
他にも気になったのが、ペットボトルだと普通にジュースと間違えてゴクゴク飲んじゃいそうなんですよね。 先日も友人のY8氏が、バーベキューでウーロン茶のペットボトルに入ったのを飲んだら、実は中身は誰かが家で作って持ってきたウーロンハイだった。ということもありますし(って、これは関係ないですが) それに以前にジュースと同じようなデザインのアルコールで話題になりましたし。 ちなみにペットボトルの回収率ですが経済産業省の発表では
 経済産業省は、ペットボトル回収率の目標値の引き上げを決めた。2014年度までに回収率80%達成を目指す。従来の目標は、04年度までに50%だったが、実績は03年度に61%に達している。今後、モノマー化を利用したボトルtoボトルリサイクル手法の定着化などを図り、新目標達成に向けた取り組みを強化する。ペットボトルのほか、消火器の回収率などの目標値も改定した。
となっています。

元記事:アサヒビール | ニュースリリース2004 | 0930:7月8日発表のPETボトル容器入りビール新商品に関するお知らせ

<追記> 2004/9/30
Blog@Tama.RoomさんでEntry:ペットボトルビール発売見合わせを拝見したところ、ずいぶんとペットボトルの回収率に間違いがあったようです(^^;
またすでにペットボトル入りのウーロンハイも発売されているようです。


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