デジカメの画像が印刷に耐えうる解像度かどうかは以前は疑問でしたが、最近はメガピクセルクラスにまで向上し、人間が目で見て判別できる200万画素以上となりつつあります。そうなるとプリントも実用的になってくるということで、今までは店頭据え置きがメインだった携帯電話用のプリンタも市販品がどんどん登場してくるようです。
価格的にも手ごろですが、問題は専用フィルム(台紙)の方で、富士写真フイルムは9月30日、カメラ付き携帯電話で撮影した画像を手軽に印刷できる、インスタックス デジタル モバイルプリンターMP-100「Pivi」を11月14日から発売すると発表した。価格はオープン。予想実売価格は1万3000円(税込み)。
専用フィルムは標準で1パック(10枚入り)が同こんされ、別売の専用フィルム1パックは希望小売価格525円(税込み)で発売される。このほか、別売オプションとして用意される予定のIRアダプター「IR-100」を使用すれば、PictBridge対応デジタルカメラとUSBケーブルで接続することにより、「Pivi」でのプリントできるようになる。となると1枚あたり単純に52.5円ですが、これにプリンタ本体分を考慮すると100円以上はする計算です。一般の店頭が40円前後なのを考えると手軽さと引き換えに倍以上の価格は悩ましいところです。
携帯電話しかもっていない人や、旅行先やパーティーなどの仲間が集う場で、プリントを見ながら楽しみを共有できるなど、場を盛り上げるコミュニケーションツールとして最適なプリンターかもしれません。