プロ野球場とサッカースタジアムなどで話題になった命名権(ネーミングライツ)ですが、今回は文化ホールのそれを一般企業が購入する可能性がでてきたというもの。
「○○記念館」といった具合に企業が建設するケースは多々ありますが、維持費や稼働率の収支を考えると命名権を購入したほうがいいケースも発生すると思います。そこは企業の試算なのでなんともいえませんが、今後もこいったケースは出てくると思うので先陣を切って成立してほしいものです。 しかし大分県はこの件に関して活発ですね。本格焼酎最大手の三和酒類は、大分県から文化ホールの命名権(ネーミングライツ)を取得する。企業が地方自治体から文化施設の命名権をまるごと購入するのは初めて。主力商品である麦焼酎のブランド名「いいちこ」を冠する見通しだ。
取得するのは大分県立総合文化センター。大分市の中心部にあり、地上6階、地下2階建てで、約2000席の大コンサートホールや約700席の中ホールなどを持つ。県は行財政改革の一環として命名権の売却を決定、今月末まで購入希望者を募っている。詳細は県が選定委員会を設けて正式決定するが、契約価格は年5000万円程度で、複数年契約となる見込みだ。