いまやモザイク状のQRコード(二次元バーコード)が携帯電話への読み取り機能の実装で一気に普及しています。新聞や折り込み広告、街角のポスターへも片隅へ「ちょこん」と乗っています。「マメライズコード」世界最小サイズのQRコードで省スペース化を書いたように、小型化も進んでいます。しかしながら例えば自営業や小規模スーパーなど、商店街などでは新たにQRコードを導入するには印刷のし直しなどコストがかかります。そこで商品情報提供へ既存の縦縞バーコードを活用すればコストを軽減できるかもしれません。
エプソンコーワ(上田市)は、商品に印刷されている縦じまの管理用バーコードを携帯電話の内蔵カメラで読み取るだけで、原材料や価格など商品情報を携帯電話に表示するシステムを開発した。商品の関連情報をネットですぐに検索することも可能で、ネット商店街で注文もできる。同社は今後、参加企業を募って実験し、将来は事業展開していく方針だ。開発したシステムは「バーナビ」(仮称)。利用者は専用プログラムを同社のサーバーからインターネットで携帯電話に取り込むだけで使用できる。バーコードを撮影すれば、商品に対応するデータが同社から送られる仕組み。同社は契約企業から送信用の詳しいデータの提供を受ける。