一見すると普通のノートPCなんですが、このPCにはHDD(ハードディスク)が搭載されていません。OSはROMに格納され、データはRAM上で処理され、保存はネットワーク内で行われるという新しいスタイルのPCなんです。
OSをROMに格納するといえばWindowsCSがそうですが、コチラも同様のようです。フロッピーとかCDで起動させるワケではないですから。
置き忘れや車上荒らしなどでノート・パソコンを紛失し,個人情報が漏洩してしまう事件が相次いでいる。そうした事態を防ぐためにNECテレネットワークスが開発した製品が,ディスクレスのノート・パソコンだ。OSやアプリケーションをROM化し,データはRAM上に記録する。電源をオフにするとデータは完全に消えてしまうので,紛失してもデータを盗まれることがない。SSL-VPNやIPsecなどを利用して社内ネットワークにアクセスし,その都度,データを参照/RAMに保存するといった利用形態を想定している。OSはROM化、データはRAMからネットワーク保存となると、アプリはどうなるかという疑問ですが、これも一緒にROMに格納するそうです。なので、格納できるアプリは選択式で焼いておくというシステム。ROMの交換でアプリの種類も増やせるらしいですが、全体にコストがかかってしまいますね。でもデータ漏洩を未然に防ぐための保険と位置づければ企業にとってはそんなに痛手ではないのかも。 ただ持ち歩くには向かなさそうですね。
元記事:【NET&COM 2005速報】HDDを搭載しないノート・パソコンをNECテレネットが参考出品 : IT Pro ニュース