QRコードといえば、携帯電話で印刷された二次元バーコードを撮影することで情報を読み取るシステム。最近は新聞や街角広告でもモザイク状の模様を目にする機会が増えてきたと思います。しかしながら、雑踏の中で足を止めてカメラを構えて撮影するには、まだ抵抗感があるように感じます。
そこへこのスイカと広告の連動というシステム。これだと手ブレで撮影に手間取る心配もなさそうですね。
例えば映画宣伝の掲示板に関心を持った乗客がスイカを読み取り装置にかざすとスイカに登録した携帯電話のメールアドレスに広告主が提供する映画情報サイトのアドレスがその場で届く。利用者はそこに接続することで試写会日程など知りたい情報を調べることができる。掲示板を見てスイカで割引券発行を申し込み、広告主が設けた駅構内店舗で割引券を受け取れる仕組みも用意する。手軽に情報を入手できるツールにもなるスイカ。さまざまな機能がついて、すでに携帯電話のセカンドマシンのような感じになってきていますが、スイカもこうやって内部に情報を読み書きする機能があるとすると、ICチップと同様にスキミングの対象になりかねない心配が出てきますね。こういったグループは普及率の高いものをターゲットにするわけですから。