「沖にちらつくイカ釣り船のいさり火、という光景が近い将来、日本の海から消え去るかもしれない。」という寂しい書き出し。というのは、お馴染みの光景を作り出す光源を青色LEDに切り替える実験が本格化しているそうです。
沖にちらつくイカ釣り船のいさり火、という光景が近い将来、日本の海から消え去るかもしれない。漁船の集魚灯を、青色発光ダイオード(LED)に切り替える水産庁の実験が本格化し、07年度から実用化に動き出すためだ。漁船の省エネや労働条件の改善は進むが、歌に採り上げられるような風物詩が減っていくのは少々寂しい、との声もある。漁師の立場から行くと「深くにいるイカにまで光が届く」「消費電力が少なくて済む」「寿命が格段に伸びる」といったほか「点灯時に船上の温度が10度近くも上昇することもなくなる」ので、イカの鮮度にも微妙に関係してくる感じですね。総合すると「経費を削減できて、かつイカの鮮度、捕獲量ともに上積みを見込める」というコトでしょうか。