アイデアというのはふとしたところで浮かぶもの。今回の「そば練り上げ機」もその一つです。
腰痛で悩んでいた店主が孫と遊びに行った先で見たダンプカーにヒントを得て開発をすすめ17年、一度は却下されたものの3年半かかって取得にこぎつけたということです。
御成橋町でそば店「並木藤」を営む菅沼泰一さん(67)が開発したそば生地を練り上げる機械が、このほど特許登録された。腰痛改善にと改良を重ねて作り、申請してから3年半。アイデアを基に試行錯誤を繰り返した結果が実を結んだ。生活に密着した発明というのは実用性が高いですね。今回はそば練り上げ機ということで一般家庭ではちょっと縁遠い気もしますが、後継者不在で悩む蕎麦屋さんどうですか?
菅沼さんは1970年に開業、手作業で練ってきたが、中腰での作業で腰を痛め、腰痛に悩まされてきた。何とかしようと、17年前から考え続け市内の鉄工所などに相談しながら開発、2001年10月に特許を申請した。「孫を遊びに連れて行ったときに見たダンプカーの荷台を上下させる装置がヒントになった」という。