消防車が入れない場所は意外と多いものです。都心の狭い道や団地街での不法駐車、高いビルもそうですが人工的なものではなく、自然にだって勝てません。山林などは道がなければはいっていけません。そんな山林火災などでホースや土嚢の運搬で活躍しそうな多目的搬送車を京都の消防署員自らががコンバインを改造して完成させたそうです。
京都府精華町消防本部の消防隊員が農作業用のコンバインを改造し、水タンクや土のうなどを運ぶ多目的搬送車を完成させた。隊員が仕事の合間にこつこつ作業を積み重ねた力作で、9月4日の町防災訓練でお披露目する。コンバインだけに足回りがようなキャタピラなので、足場の悪いところでも車よりも移動性は当然高いようです。写真も見ても赤く塗られ、赤色灯もつけて立派な消防車両です。ナンバープレートがないので公道は走ることが出来ず、現場周辺までは搬送しなくてはならないのが残念です。