2004年08月14日 [120]
筆者:こうめい 2004年08月14日 | コメント(0件) | TrackBack(2件) | [Edit]

エゾシカバーガー、商工会が試験販売 はてなbookmarkに登録する

増えすぎて有害駆除となった生物をどう処理するかは各自治体の悩みのタネ。日本海のクラゲにしても何とか食用として使えないかと、各地で開発がすすめられているようですが、まだ商業ベースまでもってこれたケースはないようです。一方の北海道で有害駆除となったエゾシカの処理法として考案されたのがハンバーガーですが、5月頃に開発に関して話題になっていたのですが、このほど商業ベースにのせられるかもしれないということで再び話題となっています。

 エゾシカバーガーはいかが―。北海道阿寒町の商工会が13日、町内のレストランの店頭で、増え過ぎのため有害駆除されたエゾシカの肉を使ったハンバーガーの試験販売を始めた。1日限定100個、15日まで。    ソースはテリヤキとデミグラスの2種類で、1個250円。軟らかく、牛肉よりもさっぱりして低カロリーなのが特徴。   地元町議が「地元の食材で子どもたちが大喜びするものを」と考案した。好評なら、道の駅などでの販売が具体化する。阿寒湖畔のホテルでもこの日から1週間程度、1日40―50個を試験販売している。

阿寒町商工会にはエゾシカバーガー試験販売について試験販売の様子を記録したページに関するページが臨時開設されています。低カロリーというところが受け入れられそうですので、好評ならば地元の目玉として販売されるかもしれませんね。

ただ、今回の根底となるのは「駆除」したというコト。どうして処理に困るほどの駆除数が発生しているのかについては記事内から経緯については不明です。せっかく開発&販売にこぎつけたのに水を挿すわけではありませんが、できれば駆除しないで済む環境になるための一考も今後お願いしたいと思います。このコトについてはメモログ:エゾシカバーガー普及をIsland Runner チャンプルー版: エゾシカバーガー普及を エスニック風など3種類さんも書かれています。

参考記事(平成16年5月)の記事\

軟らかく低カロリーで、欧米では高級食材のシカ肉。北海道阿寒町議の曽我部元親さんらが、北海道のエゾシカ肉を普及させようと釧路全日空ホテルとエゾシカバーガーを開発、販路拡大を目指している。
 エスニック風など3種類のバーガーは「癖がなく食べやすい」と好評で、同ホテルはレストランメニューに検討中。8月には、阿寒湖畔のホテルなどで試験販売する。
 北海道東部だけで推定16万頭いるエゾシカは、愛くるしい姿で観光客に人気。しかし木の皮を食べたり、農作物を荒らしたりする被害は年間約30億円に上り、北海道は年に約3万頭を駆除している。その肉を有効利用しようと曽我部さんらが企画した。
 解体処理施設や衛生基準の不備などで、シカ肉の安定流通への道のりは遠い。曽我部さんは「あと10年かかっても、家庭の食卓にシカ肉が並ぶようにしたい。子どもたちが喜ぶバーガーがその第一歩になれば」と話す。(

元記事:NIKKEI NET:社会 ニュース:北海道阿寒町の商工会、エゾシカバーガーを試験販売


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