ナムラコクオーやサイレンスズカに騎乗し、独特の騎乗モンキースタイルでお馴染みの上村洋行騎手。昔から気にしていた騎手だったのですが、今年1月中旬のレースを最後に騎乗がありませんでした。最近はあまり競馬も興味が薄れてしまっていたので、春先ふっと新聞を見たときに彼の名前がないことに気づき「あれ?どうした?引退したのか?」と思っていたのですが、どうも違ったようです。
4日、新潟競馬場で行われる2R・2歳未勝利(芝1200m)で、上村洋行騎手(30、栗東・フリー)が約7ヶ月半振りに復帰する。4日は計2鞍の予定で、2Rはグランドデザイン(牝2、栗東・角居勝彦厩舎)、3Rはラビータビバーチェ(牝3、美浦・斎藤宏厩舎)に騎乗を予定している。5日は小倉競馬場で騎乗し、3Rはリヴインホープ(セン3、栗東・音無秀孝厩舎)、4Rはシルクマリオン(牝3、栗東・島崎宏厩舎)の、計2鞍。土日合わせて計4鞍に騎乗予定。同騎手は92年にデビュー。同年にトシグリーンで京王杯AH(G3)を制し重賞初制覇。その後もナムラコクオーで93年ラジオたんぱ杯3歳S、94年シンザン記念、96年プロキオンS(全てG3)、ロイヤルズズカで98年スワンS(G2)を制すなど、重賞5勝を挙げている。しかし、特殊な目の病気を患い、今年1月17日の小倉11R(秋吉台特別)でメイショウジャコウ(牝4、栗東・安達昭夫厩舎)に騎乗(3着)したのを最後に、戦列から離れ、治療に専念していた。8月29日現在、通算4152戦329勝(重賞5勝)。今年度は6戦0勝。