入れ歯に口内がんの危険因子が

歯は健康にとって重要な要素です。というか不必要な部分は体にはないと思うのですが、例えば噛み合わせなどはスポーツ選手には致命的で、歯の矯正をしているとよく聞きます。食事でもやはり入れ歯だと何か物足りない...と感じるようです。
できれば年齢を重ねても自分の歯で食べたいものですね。そのためにも普段の歯磨きは重要です。それに加えて最近は入れ歯洗浄剤のCMも数多くやっていますが、歯磨き代わりに洗浄もしっかり行ってください。そうしないと癌の原因となるようです。

　入れ歯は、口の中の粘膜表面にできる扁平（へんぺい）上皮がんの危険性を高めるとの研究結果を、新潟大の朔敬教授（口腔＝こうくう＝病理学）らが25日までにまとめた。同教授は「長年の使用で変形して擦れることや、アレルギー、手入れの悪さが原因だろう」として、定期的な受診を勧めている。福岡市で29日から開催される日本癌（がん）学会で発表する。

　朔教授らは、新潟大病院で受診した扁平上皮がん患者80人と、通常の浸潤性口腔がん患者100人を比較した。上皮がんは、歯の治療を受けた人に多い傾向があり、入れ歯の周囲などでの再発は平均約3回と、通常のがんの3倍だった。また、口内のがんの主な危険因子とされる飲酒、喫煙の量は、上皮がん患者は通常のがん患者よりかなり少なかった。こうしたことから朔教授らは「入れ歯などは上皮がんの危険因子の一つ」と結論づけた。
(1)骨の変形で形が合わなくなった
(2)素材が溶け出してアレルギーを起こした
(3)手入れ不足で不潔な状態だった――
ため、炎症が持続的に起きたのが原因と推測している。

「入れ歯自体がガンの危険因子だからやめましょうという意味ではないです。元記事のタイトルからそう勘違いしていました(^^;
簡単にいうと寝たきりの方の床擦れのような感じなのでしょうか。人体以外の物質と長時間接するのはよくないということですね。確かにピアスをつけたままとか、同じくメガネやコンタクトをずっとつけっ放しだと調子が悪くなるようなモノですね。

元記事:NIKKEI NET：社会 ニュース:入れ歯は口内がんの危険因子・新潟大教授ら