このところ、空前の焼酎・泡盛ブームの前にめっきり以前の勢いが影を潜めてしまった日本酒。ブーム時に高騰しまくった稀少酒は今も値崩れをおこさないため余計に手に入りやすい焼酎などへ流れたわけですが、ここへきて当の焼酎も同様に稀少酒なるものが登場し始め「そろそろブームに陰りが...?」という様相です。
それを見透かしてか、日本酒復権を求めて大手の卸各社が蔵元と連携して販促活動に本腰を入れ始めるそうです。
大手酒類卸各社が蔵元と連携し、消費の低迷が続く日本酒市場の活性化に力を入れ始めた。日本酒類販売は蔵元と共同販促組織を結成、今秋に都内で消費者向け試飲会を開く。岡永は外食業界への売り込みを強化する。ワイン、焼酎に続くブームにつなげる狙い。日酒販が設けた「日本酒復権の会」には新潟県の菊水酒造(新発田市)など地方の酒造会社40社が参加した。試飲会は各蔵元が吟醸酒などを持ち寄り、9月と2月の年二回開く。マスコットキャラクター作成や著名人を起用したキャンペーンなども検討している。