東海地方の伝説的深夜ラジオ番組といえば「ミッドナイト東海」。
東海地方のみのローカル放送でありながら、深夜という時間帯から全国広範囲に電波が届くことで人気を博しました。
東海ラジオが当時、オールナイトニッポンのネットを蹴ってまで放送をしていたのはこのためでもあります。
15年ものあいだ東海地方の深夜枠を席巻し終了してから20年以上たった今、再びミッドナイト東海21として復活するそうです。
今回のパーソナリティは松原敬生(元東海ラジオアナ)さんと「天ちん(あまちん)」こと天野鎮雄(名古屋嫁入り物語で植木等さんの奥さん役の山田昌さんの旦那)さんの二人が隔週で担当するそうです。
以下、松原敬生さんの日記より
今日は東海ラジオで この秋の新番組紹介の記者会見に出席しました。というのは、10月から毎週金曜日に「ミッドナイト東海 21」(午前0:00~午前3:00)というタイトルの深夜放送を天野鎮雄さんと隔週で担当することになったのです。(私の第一回の放送日は10月14日です。)
私も天野さんも、かつて深夜放送を担当しましたが、当時のリスナーは中学、高校、大学と学生が中心でした。今回の番組のねらいは団塊の世代を中心とするシニア達なのです。いわば深夜放送は若者の時間帯という概念を変えるテストケースです。
何かにつけて高齢の人達の体の機能は後退していきます。こうしたシニアの人達はラジオを中心とした娯楽世代とも言えます。この世代の人達が聞いているにもかかわらず音の空間は依然として若者達を中心にした選曲や語り口調などが圧倒的です。老後にスローライフという生活のスタイルを取り入れるには、適していないと思います。
たとえば、パーソナリティーのトークにしても早口でリズム重視では、なかなかついていけない年齢層でもあります。したがって母音を大切にした(一語、一語がハッキリする)日本語の素晴らしさを実感できるトークを心がけることが必要だと考えています。
この秋から始まる深夜の出会いを大切にする、新・深夜放送にぜひお付き合い下さい。
関連サイト:東海ラジオ放送ホームページ