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【市長】平成21年10月19日定例記者会見の内容

前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿なし | 投稿日時 2009/10/22 20:15 | 最終変更
narupara  管理人   投稿数: 7555

【市長】平成21年10月19日定例記者会見の内容です。


この記者会見に関するコメントは
[なるぱら]平成21年10月19日 市長定例記者会見
http://www.narupara.com/modules/x_movie/x_movie_view.php?cid=2&lid=81
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報告事項
・おいしい水について
名古屋市上下水道局(外部リンク)
http://www.water.city.nagoya.jp/

・港区児童虐待事例の検証報告について

・庁用自動車(センチュリー)の売払いについて

・経営アドバイザーについて
経営会議
http://www.city.nagoya.jp/shisei/gyouzaisei/keieikaigi/nagoya00006878.html

話題事項
・財政福祉委員会の正副委員長からの申し入れについて

おはようございます。それでは記者会見を始めさせていただきます。

 まず1点目は、名古屋のおいしい水についてです。

 この間以来、なごやの水が日本で一番うみゃあのではないかということで、確かにいろいろなところへ出ますと、なかなか1位は当てきれておりませんけれども、だいたい1位2位については、わしも当てれるようになりまして、相当うみゃあようでございますが、これはありがたいことで、住んどる人間にとっては、水と空気が一番ええというのは、これほど幸せなことはにゃあ。大いになごやの水について、いい意味で宣伝をしたいと思っております。

 ただ、蛇口から出てくる水がうみゃあのは、水道局さんも努力されておると思いますけど、それはやっぱり岐阜県や長野県の水源地の皆さんのおかげであって、森を守っていただいたおかでだということを、絶対忘れてはいけないだろうと。このことは、江戸時代から脈脈と、旧尾張藩だったものですから。皆さんのおかげだということで、この交流を多いに進めていくと。

 桜山もわし行きましたけど、アンテナショップが、木祖村のありまして、皆さんもぜひ行っていただいて、いろんなブースもありますし、食べ物もありますので買っていただきたいと。

 市が交流もやりますけど、あと民間で、モデル事業公募型でやっていくということで、お手元にはあるようですけど、2つほどNPOの方と民間の方とのプロジェクトがありましたので、それを進めていくということでございます。

 あと、名水他流試合というのをやっておりまして、二番勝負ということで、挑戦状を富山市長へお届けします。なんで挑戦状かと申しますと、咋年、テレビ番組で、富山の水が日本一と。惜しくも名古屋は第2位という結果だったため、この悔しさを晴らすために、怨念を晴らすために、富山市長に挑戦状を届けに行くということでございます。

 10月22日(木曜日)と23日(金曜日)に富山市で行われる、水道の、地震に備えた災害応援訓練の際に、上下水道局職員さんが持参します。この第二番勝負は、来年1月、私も参加して行う予定ですので、なんとか勝てんか、勝てるといいなと思っています。

 また、今週末24日(土曜日)には、上下流交流イベント「エコ市」を鳴海配水場で開催します。木曽三川流域の山の幸がたくさん出品されますので、大勢の皆さんにお越しいただきたいと思います。なごやの水の特色は、大阪なんかありますが、ペットボトルに入っておりまして、あれはいわゆる高度処理水でございますけど、名古屋は蛇口そのものの水が日本一だということでございますので、大いに名古屋の皆さんにも喜んでいただきたい。さらにうまい水づくりに努力したいと思っております。

 それから2点目でございますが、港区で大変残念な不幸な事例がございまして、港区の児童虐待事例の検証報告についてです。
今年7月30日に港区で発生した虐待事例を受けまして、港区長さんに、これを地域でどうやって解決していくのかということをレポートしていただきたいと、かたく言えば諮問をいたしまして、この度、報告書が出たということでございます。

 私としては、あとで新開区長さんに説明していただきますけど、ぜひ児童虐待という、いわゆる現代の大悲劇ですね。子どもさんがこういうことで亡くなったり、虐待を受けるということを名古屋から根絶したいという気持ちが強くありまして。

 児童相談所に来る報告件数で、年間800件です。実は。ものすごい数なんです。亡くなられた方は、確定しておりますが、1件ですけど、その他に妊娠中の方も含めて2件あるということで、これを国も法律を変えたりしていますが、名古屋モデルとして、名古屋から子どもさんのこういう悲鳴を根絶したいと、なしにしたいと。私の強い思いでございまして、港区の事件、事故をよく考えながら、ひとつの名古屋モデルを発信できないかということです。

 あとでお話をいただきますけど、やっぱり地域の問題であると考えるかどうかがすべてですね。民生委員さんも努力されております。これもよくわかっておりますけど。どこかで児童虐待があった。亡くなられるのは最悪ですけど、そこまでいかなくても、今のところ、それは家庭の問題であって、児相ということもあんまり知られんかった頃に、それは警察の問題じゃないかというに、まだそういう段階だと思うんです。

 私は、これは地域の問題、課題なんだと、地域の皆さんでね。子どもの悲鳴をなくそうということです。そういうふうに捉えるようにもっていきたいと思っております。それについては、今、名古屋市が取り組んでおります地域委員会の仕組みというのが必須でございまして、地域の横のつながりの中から子どもを助けていくということでございます。

 ですから、一刻も早くモデル事業に取り組んで、地域委員会は。子どもの、名古屋からの悲鳴を本当になしにしていくことに全力を挙げて、大至急取り組まないといかん。待ったなしなんです。あーだ、こーだがちゃがちゃ言っている人がおりますけど、そんなどころじゃありません。

 今日も、朝言いましたけど、区民まつりに行くと、非常に朗らかな子どもの笑顔が非常に印象的ですけど、もうひとつ子どもの悲鳴にも耳を傾けないかん。ということでございますので、以上2点、地域の問題として捉える。したがって、地域委員会の仕組みを一刻も早く立ち上げて、子どもを助けて、ということに踏み出したいと思います。

 新開さん、お願いします。

(以下、港区長発言)

  おはようございます。港区長の新開です。さきほど、市長からお話がありましたけれど、7月30日に港区で児童虐待の事件が発生して、その後、市長から電話がありまして、港区でいっぺん検証してほしいと。それについて報告をしてほしいと指示がありました。少し組織的じゃないなと思ったんですけど、やっぱり一番身近な区で、その原因を突き止めて何ができるのか検証するのが大事かなと思って、8月から先週の10月13日まで計4回、検証委員会を開きました。

  ちょうど、「なごやこどもサポートセンター港区代表者会議」という港区の児童虐待を取り扱っている会議がありますので、そこにこの問題を付して報告を得ました。メンバーについては、たくさんありますけど、一応15の関係機関が集まっております。そして、今回は経営アドバイザーの広島大学の大学院教授の長尾先生にも4回、広島のほうから出向いていただいて、議論に加わっていただきました。港区の狭い範囲だけでなく、長尾先生は、非常にたくさんの虐待事例に、これまで取り組んでみえるので、そういう意味で、会議のメンバーみんなに、そういう意識とか、こんなに虐待がひどいんだという意識づけになったという意味でも、今回、検証をやったのは、非常に意義が深かったかなと思っております。

 今日の報告書ですが、今回の事件、3つに整理しました。

 1点目は、去年の11月の末に1回通報があってから、今年の4月まで4ヶ月あまりが立っておるんだけど、なかなか子どもに会えない、家庭の人に会えないと、そういう時間が経過したことが問題だったんじゃないかということ。

 2点目は、ようやく4月に会えたと、子どもは非常に健康でアザもなかったと。お母さんとの関係も安定してたということを見て、これは虐待ではないだろうということで、児童相談所で終結を決めたと。児童相談所で終結を決めた後、区のほうでも実務者会議があるので、そこにも報告をして、港区のほうでも一応終結したと。その1回の終結でよかったのかということですけれど、その後3ヶ月後に今回の事件が発生したという結果で、1回の安否確認でよかったのかということです。

 3点目は、ただ今、市長が申し上げました、やっぱりこの家庭は2年前に港区のほうへ来て、地域との関わりが非常に少ない。それから未就学、学校へ行っていない子どもですから、どうしても地域との関わり、あるいは社会的ないろんなところのふれあいがないまま家庭生活、社会生活が営まれていたこと。このことも、どういう中で虐待を予防して、発見していくか、これも問題だろうと。

 この3点ということで整理をしました。1点目は、やっぱり会えないと、会ってからリスクを評価するのではなく、会えないという自体問題があるのではないか、隠しておるのではないか、そういうリスク評価をいっぺん見直す必要があるのではないか。

 2点目、児童相談所、市長が申しましたように、非常にたくさんのケースを抱えております。やっぱり区でできることは、区で一生懸命やらなきゃいけないのではないかと。ただ区でやると言っても、区役所でやるのか保健所がやるのか民生委員がやるのか、やっぱりどこかがリーダーシップを取らないといかんということで、区役所の役割が、私は区長ですけど、きちっとやっていかなきゃいかんということが2点。
  
 3点目は、まだまだ児童虐待というのは、犯罪的なことで、そう滅多に起きないという地域の気風があります。それではいけないということで、やっぱり地域でこんなに虐待がどこにでもあってもおかしくないんだよという啓発とか活動が必要ということと、子育てのいろんなシチュエーション、子育てサロン、子育て広場みたいなものを充実していく必要があるだろうということで、その3点。

 特に、子育てサロンと啓発活動については、地域主体という、行政主導による地域主体、そのためには、今の地域委員会の予算というものは、有効なのではないだろうかといことが、今回の会議で議論され結論づけられております。そのことについては報告書で取りまとめをいたしましたので、一度ご覧いただいて、我々としてはできることからすぐ適切に対応をしていきたいと思っております。以上です。

(以上、港区長発言)

 ご質問は後で伺いたいので、先に進めたいと思います。

 それから、かねてから懸案のセンチュリーという、大変立派な車が売却されましたので、135万円で買っていただく方が登場しました。本当はこのお金で軽自動車を買う予定だったんですけど、軽自動車は議会において否決されましたので、非常に残念であり、トヨタさんになにもうらみがある訳では一切ございません。民間で金をたくさんもうけられた方が立派な生活をするのは、ごく当たり前のことでございますが、パブリックサーバントたる議会ないし役所としては、庶民の代表であるということを絶対忘れないようにということで、この売却はひとつシンボル的なことではなかったかと思っております。議会におかれましても、お考えいただくと非常にありがたいと、こんなふうに思っております。

  それから、経営アドバイザーの新たな委嘱についてです。

 新たにお2人を委嘱したいと考えております。考えておりますというより、すでにそういう段取りに入っております。お一人は、杉藤清行(すぎとう きよゆき)さんでございます。教育委員会の委員への選任については議決を得られなく、非常に残念に思っております。

  しかし、大変、教育に情熱のある方で、私もいっぺんお話を、本を読んだと言いましたけど、本はどうも書いたことがないということなんで、その時に配られた文書かと思いますけど、講演会を聞いたことがありますけど、非常に熱心な方で、個性を大事にするということで、今の時代に最も必要なこと。

  それから何べんも言っておりますけど、子どもの7割から8割が塾に行っております。子どもさんから見た教育を考える時には、教育委員で言えば6名いますから、2名、塾の経営者がおっても、何の不思議もないということでございまして、私はこの、いわゆる同意案件を否決されたことについては、その時も言いましたけど、議会は本当の市民の意見の縮図だとは到底思っておりません。従いまして、子どものための教育という視点から、また、教育のいろんな不祥事もたくさんございます。ということの立場からも、この度、経営アドバイザーとして、いろんな杉藤さんのアドバイスをいただきたい、そんなふうに思っております。

 それから、お2人目の方が、名古屋工業大学の堀越哲美(ほりこし てつみ)教授でございまして、この方は、本市の都市計画審議会等の委員もお引き受けいただいております。非常によく都市計画の、この分野の専門の方でございまして、期待をしております。

 特に、大きい話で、戦後の名古屋の都市計画の、戦災復興事業とでかいのがありましたけど、もうこれが終わりまして、その後、名古屋の街をどういうふうに、大きく言えば、100年、1000年です。礎をつくっていくか、まだございませんので、1つは歴史的な、何べんも言っておりますが、開府400年にとどまらない、熱田神宮も入れれば1900年と。日本の都市部でもっとも歴史のある街が、大都会では、これは名古屋だろうということで、ぜひ名古屋の街を歴史の薫りが満ち満ち溢れたそういう街づくりをしたいと。

 それから、COP10もございますので、環境の面でも、環境首都という言葉でいいんですけど、目指していきたいと。それには、やっぱり冷暖房のいらない街に強調されるように、本当に生きとし生ける名古屋の人に、まさに肌で感じれる、ああ名古屋にいるというのは本当に環境がええ街だなあと、シンボル的に言えば水と空気がおいしいということですけど、それにとどまらないいろんな大きな流れの計画を期待しております。

 今日、朝、言いましたけど、住田副市長あてに市民への説明が、あれは議会から来ているので大問題なんですけど、議会の了承を得なければ市民への説明をしてはいかんということにつきましては、まさに私は仰天しました。どえらい驚きました。とんでもないことだと思います。

 私は何べんも言っていますけど、市民の皆さんがおってからこそ、僕はおる。市民がおってからこそ、議会がある。市民の皆さんにこういう行政をやると、現に、もう民主党は4月から子育て手当2万6千円やると言っているじゃないですか。これを全額、現金でいくのかどうかという論点もありますが。もうひとつは、これは全部国でやってもらわないかん言ってますけど、自治体のことをどうするかという議論につきましては、それは法律が出る前からもう言ってますよ。当然です。民主主義が機能しないようになります。ものすごい恐ろしいことだと。本当に驚きました。こんなこと聞いたことがありません。

  東京だったら、政党が一個つぶれると思います。こんなことを言ったら。今日も朝、言いましたけど。あんまり興奮しないで冷静に言いますと、本当に憲法21条の表現の自由がありますが、あれは政治的反論の自由なんです。どっか一杯飲みに行こみゃあというのは、いわゆる表現の自由に入らんわけでないけど、中核ではないんです。だで、市民とか国民の皆さんがやっぱり政治的にそれは間違っとるぞということを言う自由が、憲法によって、一番大事な自由として制限なしですよ、保障されている。内心の自由とはちょっと違いますけど。

 だから、市民が反論するためには、そこで皆さんが登場するわけです。ジャーナリズムがおって、名古屋市役所は何をやろうとしているのかと。日本国は何をやろうとしているのかということを、まず最初に、市民、国民に報告、伝えないかん。そのためには、市がこれをやろうとしているということを、今日がその場じゃないですか。今日が皆さんに、市が何をやろうかということを知らせてるじゃないですか。

 今日の場を受けて、名古屋市民の皆さんが考えるわけです。これはいいとか、悪いとか。これは修正すべきとか。それを受けて、議員の皆さんが、これは賛成したらいいか、反対したらいいか、修正したらいいかということを考える。これが民主主義のプロセスなんで、継続審議中だから10月中の市民説明会をやってはいけないとか。もうひとつ、市民に説明をする時には、議会にオッケーを取ってからにせよと。これは私、本当に信じられない。ものすごい驚きました。

 こんなことが今まで当たり前であったとすれば、職業議員の問題もかねがね言ってましたけど、議員の職業化はだめだと。なぜかと言ったら、長くやったら、いろんな利権とつながるからと言い続けていましたけど、こんな市民に対して、言論の自由というか、市民の知る権利に奉仕する行政の基本的なことまでストップするようなってしまったら。あの時も言いましたけど、議会改革は待ったなしであると深く感じております。

 私からは、以上です。

名古屋市:平成21年10月19日 市長定例記者会見(市長の部屋)
http://www.city.nagoya.jp/mayor/kaiken/h21/nagoya00073527.html

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