県内各地で活動する手づくり甲冑(かっちゅう)同好会の10団体が集まって「愛知戦国甲冑隊」=近藤成章代表(78)=を結成した。各地のイベントに参加して、「歴史ブームを一層盛り上げる」と意気込む。

同隊は、犬山、岡崎、豊田、一宮などの地域で活動している6団体、近藤代表が社長を務める総合レンタル会社「近藤産興」(名古屋市南区)など3企業の同好会、今回新たに作られた外国人武将隊の計10団体で構成され、3月4日に結成された。

きょうデビュー、120人名古屋行進

近藤代表は2月初旬、鳴海甲冑同好会(名古屋市緑区)の近藤武さん(74)が作った甲冑を見せられ、そのあまりの精巧さに感動したという。熱で圧縮した段ボールで型を作り、ペンキを何度も塗っては乾かし、威(おど)し紐(ひも)と呼ばれるひもを通して完成させた甲冑は、「本物かと思った」と話す。

それをきっかけに、「団結して一緒にやろう」と呼びかけたところ、各団体もすぐに呼応。さらに、日本甲冑武具研究保存会会員でラジオDJのクリス・グレンさん(44)も総勢7人の外国人武将隊を結成して、隊に加わった。

デビューは名古屋市中区の久屋大通公園周辺で24日に催される「SAKAE WAO KING～栄ウオーキングフェスタ2012～」。午前11時の出陣式後、総勢約120人が街中を練り歩く。午後1時頃からもパレードを行う。イベント参加で街を盛り上げるほか、今後は手作り甲冑教室を開いたり、甲冑の研究を進めたりしていく予定だ。

24日は総大将として歩く近藤代表は「10年後にはフランスの凱旋(がいせん)門などを練り歩き、世界に名古屋をアピールしたい」と話している。問い合わせ先は、近藤産興内の事務局(052・614・2511)。

愛知戦国甲冑隊を結成 :愛知 :地域 :YOMIURI ONLINE(読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/aichi/news/20120323-OYT8T01162.htm

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