
非行防止の紙芝居 緑署が作る 小学校で活用へ
いじめや万引を題材にした小学生向けの紙芝居を緑署が作った。緑区内の小学校で開く非行防止教室で活用していく。
紙芝居は四十こまのイラストからなる。生活安全課の若手署員が台本を作り、作画はプロに依頼。一こまごとに署員らの声でせりふを録音した。録音作業は徳重小学校の教員が協力した。小学生の主人公、四郎は同級生に仲間はずれにされるいじめを受け、首謀者の太郎から「仲間に入れてはしければコンビニで菓子を万引してこい」と強要される。四郎は店長に見つかって警察へ通報され、それを見ていた太郎も葛藤するというストーリー。非行防止教室は、二十分はどの上映に続いて署員が「太郎のしたいじめをどう思いますか。クラスのみんなはどうするべきでしたか」などと問い掛ける形式で進める。署の担当者は「小学生に取っ付きやすい紙芝居で、いじめを受けた子や万引きされた店の人の気持ちを考えてもらえたら」と話している。
平成25年12月13日(金) 中日新聞朝刊
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