「相手は自分の鏡」忌則多怨

忌めば則ち怨み多し

―忌則多怨―

[原文](春秋左氏伝 僖公九年)
公曰、忌則多怨、又焉能克、是吾利也
[書き下し文]
公曰く、忌めば則ち怨み多し。又焉ぞ能く克たん。是れ吾が利なり、と
[原文の語訳]
誰かを忌み嫌えば、逆にその人から怨まれることになる
[解釈]
誰かを忌み嫌えば、逆にその人から怨まれます。つまり「自分が嫌えば相手も嫌う」「相手は自分の鏡」なのです。
リーダーは好き嫌いなく公平な態度で部下に接しないと組織のバランスが悪くなります。
心の中に忌み嫌う気持ちがあると、無意識のうちに口から出てしまい、それが気づかぬうちに巡り巡って相手に届いてしまっていることもあるのです。そして巡っていくうちに小言が大言になってしまっているのです。
[参考]
春秋左氏傳_僖公上_メイン

[中国古典一日一言]

今日の一言は「中国古典一日一言」守屋洋(著)から、同月同日の一言をもとに自分なりに追記や解釈して掲載しています。

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