「不正に出くわしたらどうするか」衆曲不容直、衆枉不容正

衆曲は直を容れず、衆枉は正を容れず

―衆曲不容直、衆枉不容正―

[原文](淮南子)
衆曲不容直、衆枉不容正
[書き下し文]
衆曲は直を容れず、衆枉は正を容れず
[原文の語訳]
曲がった入れ物に、真っ直ぐな物は入らない
[解釈]
全体が誤った流れの中にあるとき、流れを正そうとするのはなかなか難しいものです。
周囲も誤りに気づいていながら、それが本流となってしまっていると、たとえ声を上げても「確かに正論だが—」という程度で受け入れてもらえないこともあります。
こういう場面に出くわすことは少なからずあるはずです。ただ、自身の中でどうしても譲れない場面に出くわした際には大きな決断に迫られる場合もありそうです。組織であれば「内部告発」「見て見ぬふり」「組織に見切りをつける」といった選択肢 がありそうです。
濁流を清流にするのは難治を極めるのです。
[参考]
衆曲不容直 衆枉不容正 – にっぽん

[中国古典一日一言]

今日の一言は「中国古典一日一言」守屋洋(著)から、同月同日の一言をもとに自分なりに追記や解釈して掲載しています。

コメント受付中です どなたでもコメントできますがスパム対策を施しています

タイトルとURLをコピーしました