今兵威已に振う、譬えば竹を破るが如し
―今兵威已振、譬如破竹―
- [原文](晋書 杜預伝)
- 今兵威已振、譬如破竹。
- [書き下し文]
- 今兵威已に振う、譬えば竹を破るが如し。
- [原文の語訳]
- いま兵は勢いづいていて、例えて言うと竹を割るようなものである。
- [解釈]
- 「破竹の勢い」の語源です。刃物をあてれば節の部分で少し力を加える程度で、あとはすっと割れるほどの切れ味、勢いということです。
- 節々で少し力を必要とするところが実は大事です。いくら勢いに任せたといっても、節目節目で気合の入れ直しやチェックを怠ってはいけません。
- 勢いよく裂ける竹は時にその鋭い端先が自らに襲ってくることがあります。調子に乗りすぎて思わぬ反攻を喰らわぬように気をつけなければいけません。
- [参考]
- ● 四字熟語なるほど話|文字屋BLOG
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