「幸も不幸も要因を注視する」福生有基、禍生有胎

福の生ずるは基有り、禍の生ずるは胎有り

―福生有基、禍生有胎―

[原文](漢書 枚乗伝)
福生有基、禍生有胎
[書き下し文]
福の生ずるは基(もと)有り、禍(か)の生ずるは胎(たい)有り
[原文の語訳]
幸福となるには基因があり、禍いが生じるには兆しがある
[解釈]
幸せも禍いも生じるには原因があるということで、その原因や兆しに早く気づくことが必要ということです。
幸せはその要因を育み、禍根はいち早く絶つことで降りかかる被害や損害は抑えることができると続きます。
幸も不幸も表裏一体です。好調なときほど注意しなければいけません。また、攻撃は最大の防御とも言いますが、育む幸せは妬みを生みかねないように独り占めせず利他を考えることも忘れないようにしたいものです。
[参考]
福の生ずるは基(もと)有り、禍(か)の生ずるは胎(たい)有り by:班固「漢書」

[人を動かす名言名句集―21世紀に生きる]

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[中国古典一日一言]

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