一夫関に当たれば万夫も開くなし
―一夫當関、萬夫莫開―
- [原文](蜀道難)
- 一夫當関、萬夫莫開。
- [書き下し文]
- 一夫関に当たれば、万夫も開くなし。
- [原文の語訳]
- 一人が関所を守れば、万人の力をもってしても開けない。
- [解釈]
- 一人でも万人の相手に守ることができるほどきわめて要害堅固ということです。守りやすく攻めがたい場所のことです。
- 強みとなるアイテムを一つ手にしておけば、つけこまれる隙きを与えず牙城を崩されないということです。
- 一方の攻め手は正面突破や持久戦ではなく、策略を駆使して相手を誘い出したり、じっくり観察して隙きを見つける必要があります。
- 大きな課題や問題に当たった時、細分化してみると実は一つの小さな原因だったりするものです。そこさえクリアできれば道が拓けるものです。ひらめきやアイデア、発想も同じです。
- 要となるキーマンが一人いるだけで組織が引き締めることができチームーワークも強くなります。ただし、その人物が抜けた場合に組織が崩壊する危険性もあります。トップは常に次のキーマンを育てておく必要があります。
- 自身の中でも強い意志があれば、相手に影響されてブレるということがありません。
- [参考]
- 一夫関に当たれば万夫も開くなしの意味 – goo国語辞書
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