断頭将軍あるも、降将軍なしなり
―有断頭将軍、無有降将軍也―
- [原文](三国志 蜀書 張飛伝)
- 我州但有断頭将軍、無有降将軍也。
- [書き下し文]
- 我が州にはただ断頭将軍あるも、降ある将軍なしなり。
- [原文の語訳]
- 我らの州には斬首される将軍はいても、投降する将軍はいない。
- [解釈]
- 不当に攻め込んできた相手に対し首を斬られる覚悟はあっても、降伏して傘下に加わるようなことはしない、納得できない相手に毅然とした態度で意志を貫くということです。
- あらかじめ買うものを決めているのに、来店すると店員からおすすめ商品をゴリ押しされる。そこで買うことすらやめて、退店してしまうというはちょっと極端な例かもしれませんが、ネットで買い物する時に、買う気もないのに他の商品の広告が多すぎるショップは敬遠することがあります。
- 相手の考えを無視し、こちらの都合で強引に押し付けるようでは、人によっては殻に閉じこもって頑なに拒まれてしまう恐れがあります。相手を尊重し、無理強いしないように注意しなければいけません。
#三国志 #正史三国志 #魏書 #蜀書 #呉書 #今日の一言
- [参考]
- 【断头将军】意思_出处 – 成语词典
[正史 三国志]
平成29年(2017年)7月24日からの今日の一言は「正史 三国志」からの一言をもとに自分なりに追記や解釈して掲載しています。
[人を動かす名言名句集―21世紀に生きる]
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平成27年(2015年)5月1日から平成28年(2016年)4月30日までの今日の一言は「中国古典一日一言」守屋洋(著)から、同月同日の一言をもとに自分なりに追記や解釈して掲載しています。
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