心を攻むるを上と為す
―攻心為上―
- [原文](三国志 蜀書 馬良伝付馬謖伝 注襄陽記)
- 夫用兵之道、攻心為上、攻城為下。
- [書き下し文]
- そもそも用兵の道は、心を攻むるを上と為し、城を攻むるを下と為す。
- [原文の語訳]
- そもそも兵法では、心を攻めることを上策とし、城を攻めることを下策とする。
- [解釈]
- 武力よりも心理戦で勝つことが上策ということです。力と力がぶつかり合うと双方が疲弊し、勝った側にも損害がでますが、心理戦で屈服させることができれば損害をなしに勝利を得ることができるということです。
- 派手な宣伝よりも丁寧な仕事ぶりで相手を魅了することができれば、口コミで噂が広がり広告宣伝費も抑えることができます。
- 商品のラインナップ勝負に闇雲に在庫を抱えるよりも、消費者心理を考慮した品揃えができれば適正在庫ですすめることができるのです。
- 力による屈服ではなく、心服とまではいなかなくとも感服されるようにしたいものです。
- [参考]
- 三國志語録
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[正史 三国志]
平成29年(2017年)7月24日からの今日の一言は「正史 三国志」からの一言をもとに自分なりに追記や解釈して掲載しています。
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[人を動かす名言名句集―21世紀に生きる]
平成28年(2016年)9月1日からから平成29年(2017年)6月15日までの今日の一言は「人を動かす名言名句集―21世紀に生きる」からの一言をもとに自分なりに追記や解釈して掲載しています。
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[中国古典一日一言]
平成27年(2015年)5月1日から平成28年(2016年)4月30日までの今日の一言は「中国古典一日一言」守屋洋(著)から、同月同日の一言をもとに自分なりに追記や解釈して掲載しています。
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